神棚 上敷き 簾の専門店 おまかせ工房 ブログ

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事例を参考に逆縁仕様の上敷きというものを説明する

幅x長さで表記するには訳がある ここはとても大事な部分です

7月頃からのイグサ上敷きの製作において、逆縁仕様での注文が増えたこともあるので再度「逆縁仕様」と「通常仕様」の違いというものを解説してみたい、この2種類の違いがわからないとかなり違った敷物に仕上がってしまうので図をつけてみました。

 

1番・・・幅347cmx長さ316cm・・・逆縁仕様

2番・・・幅316cmx長さ347cm・・・通常仕様

これは江戸間八畳 幅352cmx長さ352cmのサイズオーダーの事例です。

 

江戸間八畳は正方形になるから縁の向きは90度変えられることもあって、どっちへ向けてもその場で修正ができるわけです、、、ここの説明はOKですね。

ところが上記のような寸法の場合には幅と長さが違う、これはもう正方形ではないので縁の向きを決めておかないと反対側、つまり90度違う縁の向きになった上敷きが出来上がることになる。

こういうことがある事を気づかないことが多いので、逆縁仕様の場合にあるときには必ず確認の連絡を入れます。

 

これを「縦」「横」の表記で連絡されるとさらに困ってしまう。

おそらく自分が立って部屋を眺めたとき、向こう側にあるのが横で両脇にあるのが縦になるはずだけど、これだと縦何cmx横何cmと連絡されてももっとわからないことになる、、、立ち位置を変えたら縦横反転してしまうわけです。

 

上敷きには縁の向きというものがあります。

正方形以外はこの縁の向きが固定されるから、「幅x長さ」で連絡をしてください。

「幅<長さ」です、幅は長さより短い・・・これが通常の上敷き。

「幅>長さ」は幅が長さより長い・・・これが逆縁仕様の上敷き。

 

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同じ大きさですが、縁の向きを変えて作ることもある、いわば特注の特注のような感じなんだけど、普通は逆縁仕様の上敷きは既製品のようなものではないですね、10畳だけが逆縁仕様が規定になっているけど、今どき10畳間がある家は相当少ないので、ホームセンターなどでも10畳サイズは置いていないのではないでしょうか。

 

今回は八畳の変形の逆縁を紹介してみましたが、六畳でも逆縁仕様を依頼されることはある。

ただ、逆縁仕様にすると畳数の計算で増えることがある。

下の図が六畳の例ですけど、同じ大きさでも一枚増えることもあるし逆縁仕様の依頼の場合には特殊になるからその都度見積が必要になるときもあります。

 

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引目織りのサイズオーダーで作る上敷き ランク9 江戸間八畳相当

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興味のある方は是非ご覧ください。