高い素材の白木(無塗装)を塗装をするともったいない
神具の中に何も塗装をしていないもの(白木と言います)、朱色や赤色に塗られているもの、黒色に塗られているものなどがある。
ほぼ白木のものを神棚、祖霊舎などでは使うわけだけど、若干、塗装をしている神具も中にはある。
朱色系は稲荷ではよく見かけるから、これは馴染みがあるかな。
これから色付きの神具を揃えたいなんてときには、自分で行う人もいるだろう。
塗ればいいだけ、、、ということなんだけど、塗り方や塗装の種類の話、顔料の入手方法などのではありません、テクニックを知りたいときにはYouTubeで検索をしてみるといいでしょう。
今回は木の話です。
もし、本気で塗装を試みるのであれば、安い神具を買ってくること。
安い神具というのは素材からして安い、つまり、塗装に向いている。
ん? どういうこと? と思うかもしれない。
塗装をするなら雑木で十分です。
木材の選定より、ヤスリでもかけて表面を塗装し易いようにしておくほうがいいでしょう。
桧である必要が全くありません。
例えば、上の画像で三宝が並んでいますよね。
これを白木の三宝で並べる時、安い三宝は木目がバラバラ、高い祭壇向けの場合には何台並べても木目が綺麗に揃います。
もし、このような並べ方をするとき、木目が揃う祭壇向け三宝に塗装しても全く意味がないですね。
一面を塗ってしまうのだから木目なんか無関係、さらに素材の吟味も不必要。
形になった三宝を塗ってしまえばそれで完成。
だから、白木の三宝は安いもので十分なんです。
鳥居や三宝だけではなく、ときには神棚本体を塗ってしまうこともあるでしょう、灯篭などもその対象になるかな。
そんなときには、わざわざ良いものを選ぶ必要はありません。
さらに置いておくと、塗る時には買ってきた神具をそのまま塗っても綺麗に仕上がらないぞ。
先にも書いたように木材の表面をなめらかにしておけばなんとかなります。
っで、塗装の顔料、塗装の仕方などは各人で調べてみてください。
ぶっちゃけ、プラスチック素材に塗装をするのが最も綺麗に塗れる気がするけど、木製のほうを神前では使いたいってことが多々あるわけです。
そのときどうするのが良いのか、ベストを探したいときには、塗装済みのものを選ぶのが一番良いんでしょうけど、種類が無いんだよね。
そんな相談を稀に受けるからブログでも書いておきたかった。
祥雲 明治三社 金具 尾州桧 大型サイズ 通し屋根三社
https://store.shopping.yahoo.co.jp/omakase-factory/kamidana05005596217919.html
興味のある方は是非ご覧ください。