背伸びをせずに適材適所な道具を選びたい 神棚向けと祖霊舎向け
神棚と祖霊舎はかなり違いがあるものだったけど、近年では祖霊舎も家具の延長線上にあるようなものがたくさん販売れてきているし、神棚も一昔前では業者でも作るのをためらっていたぐらいの素材で粗製濫造が行われていて、伝統がぶっ壊れてきてしまう危惧も囁かれています。
わかりやすく言うなら、本物を知っている人から安物の祖霊舎を見てしまうと、それ食器棚の小さい版だろ、桧がこれっぽっちしか使われていないのか、、、など、風変わりな祖霊舎に見える、もっともこれらも時代の流れと考えればしれはそれでしょうがないかな。
本体の神棚や祖霊舎だけでは神前を構成するには物足りから神具を置きます。
どの神具を置くのか、何がいいのか、、、こんなことは経験がないとなかなか判断できない事柄かもしれない。
大事なことは適材適所。
豪華一点主義を貫くよりも、全体のまとまり具合、バランスを考えつつ神前の構成を試みてはどうだろうか。
御簾でおかしな使い方をしていることがある。
祖霊舎で使う御簾と神棚で使う御簾はやや違う、似ていると言えば似ている、使ってはいけないというものでもない、なんとなくハッキリと伝えられないものかもしれないけど、「普通は使わないんだよ」という言い回しがよくわかる。
祖霊舎で神棚向けの御簾を用意してしまう。
これは予算的なことが大きな要因になるけど、普通は祖霊舎に簡易的な御簾は使いません。
竹ひご、縁、房・・・全部違う。
逆に祖霊舎向けの御簾を神棚にもほぼ使わない。
ほぼ、、、というなんともハッキリしない言い方になるのは、神棚はピンキリになっているので、総予算で1万円未満の神前で祖霊舎用の御簾は使わないけど、10万円を超えているような神前であれば普通に祖霊舎の御簾を選んでくる。
だから、適材適所というわけだ。
簡易的な神前御簾 神棚で使います ※祖霊舎では使いません
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祖霊舎用の神前御簾 ※すごく立派な神棚のときにも使います
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興味のある方は是非ご覧ください。