い草の色塗り塗料、タバコの焼け跡隠しのシールはやっても無駄だから
い草製品の代表格が畳と上敷きになるわけなんだけど、補修や修理、修復を試みることがあって、縁補修以外は全く勧めていません。
い草色の塗料を買ってきて、黄色くなったい草に塗ってみたりすることもあるようだけど、無駄です、新しく買ったほうがいいでしょう。
それから、タバコの焼け跡や穴補修のために、い草模様のシールを買ってきて貼ってみたりする商品もあるね、どんなもんかな? 納得すればいいんでしょうけど、明らかにおかしな修理方法かと思う、簡単なんだけどね。
サイズ変更をしたり、一辺を切ったりして縁を直したい、新しい縁を付けたいときには、そのものズバリのものがある、それが補修用ヘリテープ。
全く違う柄を付けるしかないようなときは別だけど、これら6種類の中に同じ縁があればそれを使えば相性は100%になる。
ところで、い草自体に緑色の塗料を塗っても無駄になるなんて書くと、販売している業者から怒られてしまうかもしれないけど、そもそもイグサの顔料とは違うし、イグサ色に近づけた塗料を塗ってもイグサの呼吸を止めるだけ。
この塗料はすごく色あせてきたり、古くて黄ばんてきたり、一部分の色焼けで全部取り替えるのは予算的に、、、というとき苦肉の策で使うものなんです。
塗ったとき、色がイグサではなくて、妙に濃くて色の濃淡が無くなって、当初のい草上敷きではないものになってしまう。
そこら辺を知った上で「イグサを塗る」なら使ってもいいんだろうというものね。
それともうひとつ、イグサの柄のシールも、それでいいの? と思うぐらいの修繕になってしまう。
色の変化で何種類があって、青々しているシールから黄ばんだイグサの柄シールで似ているものを使えっていうものなんだけど、どんなもんかね、これも使う人が納得すればいい話なんだけど・・・。
本来、イグサ補修の場合、タバコの焼け跡が1cm程度であれば綺麗に直せます。
焼けた部分のイグサを全部抜き取るとできる。
簡単に方法を書いておく。
タバコ焦げがゴザの中央あると想定して
1. 左右の縁の縫い口を10cmぐらい切ってイグサの固定を解く
2. 焼け跡(1cm程度)部分のイグサを抜き取る
3. 焼けていない上下のイグサを動かしながらイグサを均等にしていく
4. 縁を縫い合わせることができないときには上敷鋲を余分に挿して完成
大きな焼け跡のときには取り替えたほうがいいでしょう、あくまでも1cmぐらいの焼け跡の処理方法です。
補修用ヘリテープ No.7 ※仕上げの最後に上敷鋲を挿しておくこと
https://store.shopping.yahoo.co.jp/omakase-factory/heri-007.html
上敷鋲が手元にないときにはこちらにあります 目立ちづらいのでどの縁にも合う
https://store.shopping.yahoo.co.jp/omakase-factory/goza-pin.html
興味のある方は是非ご覧ください。