神具には木工用ワックスをつけなくてもいい むしろ付けないほうがいい
ちょいちょい話の中で出てくる「ワックス」という素材がある、木工好きならどのワックスにしようか思案のしどころになることが多い分野なんだけどな。
ともかく種類がある、ちょっとしか使わないのに一缶用意しないといけないくなったりと、コストパフォーマンス重視のときには避けて通りたいジャンルかと思う。
色別、素材別、量別・・・もうワックス塗料沼にはまってしまうわけね。
もっとも収集癖のある人にとったらたまんないよ、綺麗に並べておくだけで自己満足度をぐんぐん高めて見栄えも圧巻ですからね。
ところで、神具は多くの物は白木の状態です。
白木というのは無塗装の素材のことを指します。
そして、白木の神具はそのまま使う、つまり、ワックスも塗装もしない。
どうしても塗りたいんだ、手持ちの塗料を塗りたいってときにはすればいいんでしょうけど、塗装という分野は職人技が必要になるし、塗料という分野は知識が必要になります。
なんでもいいからあるもので塗ってしまえ、、、というレベルならやめたほうがいいでしょう。
布のつけてちょこっと塗りたい程度なら職人技は必要ありませんが、桧製の盛り塩皿に蜜蝋を塗りたいんだけどどうかな? という話が出たので今回のブログに書いておきます。
答えとしては・・・必要無し。
白木は白木のまま使う、そのために桧という素材を選んでいるし、桧と言っても建材で使う桧とは全くの別物だから、無理矢理塗ったりすこともないかと思う。
ニスなどは木の呼吸を止めてしまうので避けましょう。
★大きな八角形の盛り塩皿 桧製
サイズ 縦9cm 横9cm
内部の直径 7cm(平面部 6cm)
★小さな八角形の盛り塩皿 桧製
サイズ 縦7cm 横7cm
内部の直径 5.5cm(平面部 4.5cm)
使用例で使った盛り塩のサイズ
高さ6cm 直径4.5cm
オスモ、ビンテージ、蜜蝋、ブライワックス、オールドワックスなどなど有名なワックスを動画サイトや文字で吟味の上、やっと一缶選んでみた程度ではまだまだです。
仕事を通じて失敗も経験して、それぞれの違いもそれとなく見てみて、十二分の見識が得られたレベルでやっと作業に取りかかれると思うから、ぶっつけ本番作業だけは避けましょう。
オスモ、ビンテージ、蜜蝋、ブライワックス、オールドワックス・・・神具に塗っていい塗料はこの中にはひとつもありません。
やらなくていいことをやっただけになるので止めましょう。
八角盛り塩皿桧製 厚めの本格的な木製盛り塩皿 大小2サイズあります
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榊立ての水垢対策用の受け皿ですが盛り塩皿としても付けます ※2枚1組
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興味のある方は是非ご覧ください。