人の数だけ込める理由がある 人の事は人の形をしたものを使う
「形代」というものは対象になる相手の形を作るものなんだけど、人であれは人の形、牛であれば牛の形、馬であれば馬の形、、、さらに、車であれば車の形というように、対象となる相手というのは造形を選ばない。
動物などの形代は使用する場面が限定的なんだけど、人に至っては頻繁に使います。
大祓のとき以外でも使うけど、大祓のときには紙でできたものが一般的に流通しているはずだから、見たことがある人もいるかと思うし、実際、毎年地元の神社から回ってきたりして使っている人もいますね。
それの上位版というか、目的がはっきりしているというか、そういうときには木製人形代を使います。
人の感情を込めるための道具です、祭祀具と言ってもいいでしょう。
祈願と言っても一人ひとり違う。
すでに平安時代の出土品にはあったそうですよ。
人生いろいろ、長いようで短い、短いようで長い人生。
1000年前の人たちにもいろいろありますね。
一人一人使い方が違います。 とても深い内容の意味がありますので解説を付けておきます。
【形代】について・・・・流し雛、大祓(6月の名越祓で形代を使う)、天児(あまがつ)、這子(ほうこ)、尸童(よりまし)、紙雛、雛人形、藁人形、魔除け。
ウィキペディアの解説 ※形代(かたしろ)とは、神霊が依り憑く(よりつく)依り代の一種。人間の霊を宿す場合は人形を用いるなど、神霊が依り憑き易いように形を整えた物を指す。
デジタル大辞泉の解説 ※祭りのとき、神霊の代わりとして置くもの。人形(ひとがた)。 ※陰陽師(おんようじ)・神主などが祓(はら)えや祈祷(きとう)のとき、人間の身代わりとした人形。多く紙製で、これに罪・けがれ・災いなどを移して祓えをし、川や海に流す。ひな人形も、もとはこの一種。《季 夏》 ※身代わり。「かの―のことを言ひ出で給へり」〈源・宿木〉
百科事典マイペディアの解説 ※呪術の道具。神道の儀式または民間で祓(はらえ)をするとき,人間の身代りに罪や穢(けがれ)を移す人形。人形(ひとがた)ともいうが,人のほか,馬・牛・鳥・犬,刀・剣・鉾,車・輿・舟などの形代がある。
大辞林 第三版の解説 ※神をまつる時,神霊の代わりに据える人形(ひとがた)。 ※禊(みそぎ)や祓(はらえ)に用いる紙の人形。体をなでて災いを移し,川に流す。なで物。 [季] 夏。 → 流し雛(びな) ※代わりになる物。また,身代わり。 「父の著なれし蓑笠を壁にかけて-とし/読本・本朝酔菩提」 ※根拠。証拠。 「まんざら-のなきことにはあらず/洒落本・青楼籬の花」
世界大百科事典 第2版の解説 ※人,器財,動物などを模してそれに代わるべきものを作り,種々の呪術を行う道具。人形,馬・牛・鳥・鶏・犬形,刀・剣・鉾・鏃形,車・輿・舟形,男茎形など多種にわたり,素材も紙,布,木,鉄,スズ,銀,金,土製と多様である。飛鳥時代中国から伝わり藤原宮期に確立し,奈良・平安時代に盛行し後代につづく。人形代には凶用と善用の2種がある。凶用の人形代は587年(用明天皇2),中臣連勝海が彦人・竹田両皇子の人形代を作り呪殺を謀った例,平城宮大膳職の井戸で発見された人形代に〈坂部秋建〉の名を墨書し両眼と胸に木釘を打つ例がある。
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