身代わりという考え方を超えたもはや信仰で使われる道具
「善用と凶用」という言葉は聞き慣れないかもしれない、相反するものを併せ持っている状態ということは漢字なのでわかるかと思う、清濁併せ呑むなんていう言葉もあるけど混ぜるわけではないし、水と油のように分離しているわけでもない。
ここには目的がある。
その目的が全然違う方向へ向かってしまうから善用と凶用と言われる。
人形代というのは道具であり、祭祀具なので見たことがある人、使ったことがある人がかなりの数にのぼるはずなんだけどね、ちょうど今月は6月だ。
月末になると大祓という行事で登場してくるので、氏神神社などがある古くから人の住んでいる地域にいると、神社や町内会などから回ってくることでしょう。
田畑を潰して作ったり、丘を慣らして家を建てたりしている新興住宅地と言われる地域だとこのような風習や習慣がないかもしれないな、風習として現存している場所を探すときのひとつの目安として、江戸時代に人が住んでいた場所、という考え方もある。
まぁ、平坦で地盤も良い場所です。
一般的に普及しているのは紙のもの。
大祓のときに渡されるものはほぼ善用かな、「身代わり」という意味合い。
生贄ではないので・・・身代わりです。
善用の使い方の例として、病院に通ってみたところで良くならず、いくら処方される薬を服用していても改善せず、何が原因なのかよくわからいけど体調が優れない、体が痛い、、、こんなときの「身代わり」なんです。
「おまじない」です。
病は気から・・・これかな。
善用の使い方は代々伝承しているはずだからそのまま受け入れてみればいいかと思う。
人形代を持って患部に当てて良くなれと思いつつ擦ってみたりすることが多い。
っで、それをしたからって悪化はしないからやってみるといいでしょう。
おまじないですから。
凶用の使い方は・・・過去に書いたこともあるので、今回は省略します。
6月30日は茅の輪くぐり、大祓という1年の折返し地点だ。
木製人形代 小さな形代
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興味のある方は是非ご覧ください。