神棚 上敷き 簾の専門店 おまかせ工房 ブログ

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壊れたわけではありません 神棚や御霊舎、祖霊舎の扉の外し方

製作手順の反対を踏む 基本は観音開きで出し入れ 最後の手段で扉外し

御霊舎、祖霊舎、神棚などはガバガバに作ることがないけど、全部を一体化させて作っているわけでもないから、製作手順の反対をすることによって分解ができる。

機械製品でも同じこと、、、理屈はわかっていても扉を外せることすら知らないこともあるようだ。

というより、外し方を間違えると壊れてしまう・・・そんな怖さもあるだろう。

 

確かに、力加減を間違えたり、力の加えどころを失敗すれば壊れてしまう可能性もないわけではないけど、常識の範囲だから事細かい説明をする人はいないし、聞いてくる人もいない、、、はず。

でも、こういう御霊舎の扉の外し方を手順として説明をしておく。

 

神棚でも御霊舎でも行為としては同じ。

扉の下を両手で持って手前に引く

間違っても上側を引かないでね、下側を手前に引く。

たったこれだけで説明は終わる。

 

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基本的な使い方としては観音開きの開け閉めで終わらせることだと思う。

そこから御札や御霊を出し入れする。

しかし、時としてそれでは出し入れできないサイズのものもあるので、その時には扉の取り外しで対応してほしい。

 

桧素材に限らず、木工製品というものは10年、15年と時間が経過していけば木が痩せてきて、これはわずかな痩せ具合なんだけど、扉部分や組み込み部分は元々がキッチリ作ることもあって次第にゆるくなっていくことでしょう。

40年ぐらい使っている神棚や御霊舎などは扉がスパッと外せるぐらい木が痩せていることもあるんですよ。

新しいうちはギシギシ鳴るかもしれないな、そのぐらいキッチリ作るからね。

 

あ、それと絶対にやってはいけない事・・・ワックス、ニス、ステインの塗布

こんなことはやってはいけない。

神道のものは白木状態で使うことが多くて、そのため素材が良い。

塗装をするなら雑木で十分なので、そこら辺は経験がなくてもわかるかと思う。

どれだけ古くなっても、どれだけ汚れたとしても塗装はしないでね。

桧である必要がなくなってしまう、どうして桧を使うのか? って部分を知れば塗装をしないで使うだけの話です。

 

それと近年、御霊舎で海老錠なしのものもあるようだけど、以前はみんな海老錠が付いていたんです、でも、コストダウンの標的になって海老錠を付属しないもののほうが安いからってことで売り出しているようだ。

海老錠は必要だから、あとからでも付けられるものだけど、普通は最初からあるもんだからそうして。

 

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尾州桧で作る御霊舎 特上御霊舎 小型サイズ 必須の海老錠付き

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興味のある方は是非ご覧ください。