神棚でも霊舎でも一番手前の扉は御扉(みとびら)と言います
「扉」でもいいんだけど「御扉 みとびら」という単語が使えるようになると、お!知っているな、ということになるので、自慢げになって鼻の下を擦りたくなるかもしれない。
本殿で使われる扉のことを御扉なんて区別する場合もあるけど、本社も末社も神様の扉なら御扉と言って間違っちゃいないはずです。
そのため神棚でも御扉ということがあるけど頻度としては低めかな、やはり、祖霊舎、御霊舎の扉になると「御扉」がよく使われる。
っで、家で祭事が行われるとき、「御扉開閉」という行為は先に開けておくことを薦めていて、これは海老錠に慣れていないと焦っていつまで経っても開けられないで、ガチャガチャやってしまうわけ。
コツがあって、海老錠の開閉は練習をするしかない。
海老錠にはいくつか種類があるけど、小さなもの(画像のようなもの)なら、練習もほぼいらないはず、ところが少し大きめの海老錠になると開閉にコツが必要になる。
祭事の本番で神職、親戚などが居るときには、先に開けておかないとな。
人前だと緊張して普段なら簡単に開けられるものが、開けられないなんて光景はいくらでも見てきましたから、しまいにはクスクスと笑い声が聞こえてきたら、「ちょっと休みましょうか」の一言でリラックスできます。
焦るとガチャガチャガチャガチャと海老錠に差したり抜いたりしても一向に開かないぞ。
結論:海老錠は祭事の前に開けておく
海老錠は不必要というものではないので、基本、海老錠はあったほうがいい。
今は通販などでも海老錠の無い御霊舎も売られているようだけど、元々は皆付属していたわけ。
それがコストがアップして販売価格が上がり、安い順に並べられると1ページ目に出てこなくなり売りづらいということで、海老錠無しの御霊舎も販売され始めているだけの話なんです。
御霊舎は祭具選びを何を用意していいのかわからないこともあって、祖霊舎なら一発で決められるようなものでも、御霊舎だとそのサイズ感が今ひとつ掴めないこともある。
下のYouTubeを参考にしてみてはどうでしょうか。
雲形神鏡2寸 金幣芯大型 セトモノセットB豆 真榊小豆木製台軸仕様・・・どれも国産神具です。
それと御霊舎の扉はこのように開けます。
扉の下を手前に引っ張ると扉全体がズボッと外れます。
ただ、もともとの開閉部分が大きいので霊璽の交換などはここまで外す必要もないかもしれませんね、清掃のときぐらいかな。
特御霊舎 尾州桧 小型サイズ 海老錠付き
https://store.shopping.yahoo.co.jp/omakase-factory/saidan001.html
興味のある方は是非ご覧ください。