穴から出て魂の通り道を抜けていく 御霊檜角型
御霊(みたま)というものがあるんだけど、一般の人には関係がないものかもしれない、いや、あえて御霊を祭っている方もいるか。
何種類かある御霊の中で、今回は「檜角型」の解説をしてみたい。
なんだかどこかで見たような形だなぁ~と思うかもしれないんだけど、神道のお墓ね。
一般に神道のお墓というのは先が尖っているから、墓地などを見て回るときわかる。
ただ、絶対にそれしかないってわけでもないから、参考程度かな。
多くの墓石は一番上が平でしょう、その平の部分が山になっている。
っで、御霊を被す箱があって、その箱には穴が開いている。
丸い穴だね。
さらに、その上には刻みがある。
これが魂の通り道。
道標ってやつだ。
キズじゃないよ、通り道ね。
その覆っている箱に錦を被せたものが錦覆付きと言われるもの。
他にもいろいろあるんだけど、今回は檜角型だからここまで。
御霊って神道だけが使うわけでもなく、これを御霊としてみれば神道でお馴染みのものなんだけど、他にもいろいろな見方をされる、つまり、使い方だね。
この御霊だけ置いてあるから、神道ですか?と聞いたら、違う、という返事が帰ってきたことがあったけど、こう使わないといけないなんて話はないから自由ね。
なんだか自分の信仰のものを祀っていたっけな。
今ではお葬式といえば、仏教だけのように思われがちですが、神道でも葬式が行われます。
神道では人の御霊(みたま)は祖先の神様から出て、祖先の神様の所に帰るのだと言われています。
そこで亡くなった人の御霊は祖先の神様の所に帰り私たちを守ってくださるのです。
それ故に霊璽に御霊を留めて、先祖代々の神様と一緒に祖霊舎の中に祀るのです。
その御霊を霊璽に移すまつりが、通夜祭の前に行われる遷霊祭であります。
霊璽は仏教の位牌にあたるもので、白木の木主が一般的で、その他鏡や霊代幣串など用いられることもあります。
木主にも角形、扁平形、片木形などがあります。
表面には「○何某命之霊」、裏に「年月日帰幽享年何歳」と墨書します。
葬儀から五十日祭までは、霊璽に特別に飾られお祀りしますが、
五十日の忌明けが終わると御先祖の霊と一緒に祖霊にお祀りします。
祭壇宮(祖霊舎)は御霊家(みたまや)と呼ばれ、金具類はできるだけ省き簡素な造りにしますが、
仏式の仏壇に当たるもので、その中に祖先の霊璽を祀ります。
祖霊舎は神棚より少し下げて、別に設けるようにします。
常に家人が礼拝しやすい場所を選びます。
祖霊舎に霊璽を祀る時、父母、祖父母、曽祖父母と並べて祀ります。
祖霊舎が小さい場合など、片木形の霊璽に書きかえ管の中に納めて祀り(仏式ではくり出し位牌という)、
年祭の都度前にとり出すようにします。
神道の御霊祭は、死後十日ごとに行われ、十日祭、二十日祭、三十日祭、四十日祭、五十日祭とお祀りします。一般的には五十日祭で忌明けとします。次いで百 日祭が行われます。年祭は、一年祭、二年祭、三年祭、十年祭と続き、以下五年目ごとか、十年目ごとに行われ、五十年祭に至ります。年祭には神職に祭詞を奏 上してもらい、御霊を慰めると共に、より高い祖神になって頂くよう祈ります。
※語句の説明
れいじ【霊璽】1 天子の印章。御璽(ぎょじ)。2 神や死者の霊の代わりとして祭るもの。御霊代(みたましろ)。
ごりょう【御霊】1 霊魂をいう尊敬語。みたま。2 貴人や功績のあった人を祭る社。3 「御霊会(え)」の略。
それい【祖霊】先祖の霊。
以前、と言っても16年ぐらい前だけど、おまかせ工房がネット通販を始めるにあたって、上記の内容をホームページに載せた。
いろいろな通販業者のホームページに転載されているようだけど、初期のものには誤字があったから、転載なんか自由なことだけど直しておいてもいいと思うんだよね。
でも、ネットショップの人は転載はするけど読まないから誤字が見つけられない。
コピペじゃ楽だよなぁ~と思ったりもする。
穴から出て魂の通り道を抜けていく 御霊檜角型
https://store.shopping.yahoo.co.jp/omakase-factory/mitama006.html
興味のある方は是非ご覧ください。