今週のお題「ゾクッとする話」
本格派の方のための念を込める道具 木製人形代
はてなのお題でそれっぽいのがあったから、ここはひとつ木製人形代でも紹介をしてみたい、夏だしね、でも背筋が凍るようなことはない。
人形代には、表の顔と裏の顔があるということはよく知られていて、身代わりとして使うのであれば表の顔なんだろう。
身代わりだから、事故に合わないように、病気が治るように、という面ね。
これも気持ちが大事で、そう思っていないとなかなか効果として出てこない一面があって、祈願とよく似ている。
こんな思い込んでいたってくだらねぇ~と思うのであれば、それはそれ、人それぞれということだと思う。
では、人形代の裏の顔って何だろうというと、これも祈願のひとつなんだけど、呪いのような行為だね、これもまた人の気持ちがそうさせるわけだ。
少なからず平安時代にはすでにあったそうでして、出土品からも木製の人形代が出ているそうで、あーこりゃ呪いの道具だなってわかる姿で見つかるわけですよ。
要するに、藁人形のような、いや、藁人形より効きそうな呪いの道具。
当時の人が自分でしていたのか、プロの霊媒師みたいな人にやってもらっていたのかはわからないんだけど、プロが使うのであれば祭祀具という言葉になるんだろうね。
だから、木製人形代は祭祀具なんですよ、厭魅とかね、蟲毒とかね、祭祀具が登場する行為はいくらでもある。
っで、どうして恨みつらみを晴らすための道具で使われていたのかわかるかというと、その出土品の木製人形代には、頭と胸に穴があけられていたわけだ。
クギのようなものを打ち込んで、想いを込めたってことだね。
だから、藁人形みたいなもんさ。
表と裏・・・表裏一体ってことだね。
藁人形も丑の刻参りの話で登場してくるんだけど、風体としては、角川映画の八つ墓村でもみれば、それっぽい衣装が登場してくるからわかりやすい。
コスプレなんかでも丑の刻参りの衣装は面白さを増すんだけど、夜中に神社で見かけたらゾッとすることでしょう。
ともかく、木製人形代というものは祭祀具です。
気持ちを込める道具。
念じるだけじゃない、それをいかに形にしていくかって部分。
だから、行為が伴う。
良くしたい行為、悪くしたい行為・・・自分に向けるか他人に向けるかで、物の見え方が丸で違うから。
本格派の方のための念を込める道具 木製人形代
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興味のある方は是非ご覧ください。