東濃桧 木曽桧 尾州桧 人の人生より長い樹齢の違いがある
若い木ってどの程度のことを指すのかという厳密な決まりごとなんかないので、神棚製作の現場では若い木って東濃桧のような木目が出ていない状態のことを指すことが多い。
木目が出ていないというのは柾目、板目など木目・木理が取りづらい。
そのため東濃桧の神棚は安い、それでも樹齢70年。
言い方を変えると、木目が取れる素材になると高いわけなんだけど、木曽桧、尾州桧になってくると木目が取りやすいからね、どのぐらい生きている木かと言うと樹齢300年超えるわけ。
人間なんかちっぽけに感じるよな、大木を見つけると抱きつきたくなるのもわかる気がするでしょう?
金属加工製品、樹脂加工製品のほうが汎用性があって需要も高いから身の回りにはそういうものばかり、樹脂を型に流し込んでポンポン作れるものもある反面、使いたくても使えない天然素材もあったりして、世の中には様々な製品がある。
プラスティック製の神棚なんか嫌だよな、冷たさがあるんだよな。
こういうものには温かみが欲しい。
ところで、神棚には通し屋根、屋根違いの大別して2種類ある。
通し屋根のことを一枚屋根と言ったり、屋根違い三社のことを三枚屋根と言ったりもするけど、社としての古さから言えば通し屋根になる、元々の神棚は通し屋根だったけど、昭和になって屋根違い三社が量産で作れるようになったわけだ。
箱型の神棚は北海道ではよくある形という話を聞いたことがあるけど、蝦夷と言われる時代に開拓の人たちが持っていったのかな? 箱型のほうが船で運搬いやすい時代だろう。
今では場所に関係なく、好きな社を選べるけどね。
神棚も形こそ似ているけど素材も違うしそれなりに販売している店ごと違う。
何台か並べたときにその違いがはっきりとわかる。
先にも書いた通り、若い木の神棚は木目がてんでんばらばらなんだ。
でも一台だけ見ても気づかないので、そこら辺の事情は選ぶ人が判断するしかない。
最初の神棚としては神棚セットやホームセンター、量販店の製品もいいだろうけど、いつかは取り替えることもあるだろうから、そのときにはランクアップした木曽桧やもう一段上の尾州桧の神棚を是非選んでみてください。
尾州桧の神棚 出雲三社 金具 中型サイズ
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興味のある方は是非ご覧ください。