本来は雲を使う 他は派生品 機械でポンポン作れる文字は味気ない
この大きな雲、小さな雲って手作りスタイルだからとても手間がかかる、こういう単純構造の神具って木工機械でポンポン作れるから、普通ならそちらで作って販売したほうがいいのかもしれないが、なんか違う気がしている、「雲」だけでは物足りず、いろいろな文字が生まれては消えていくわけだ。
木彫りの仏像なども彫刻機を使えば十体ぐらいを並べて一気に製作できる、3軸の木工機械などは高額だけど、そういう機械を使って次から次へと作り出す仕組みがあるわけだ。
同じ大きさ、同じ形のものを大量に作りたいときにはそうなるかな。
ところが、一個一個作る神具もある。
この木彫り雲がそれになるけど、手間で手間でどうしようもないってぐらい手間がかかる、サービス品です、趣味の領域だと思う。
大きさ、厚さもちょうど良いかなと思っていて、極厚すぎると文字が読めないし、極薄の場合には桧製では無理がある、他の素材でスライスしたものを作るしかない。
しかし、桧じゃないとダメなんです、というかイヤなんです。
今は様々な文字が作り出されていて、それっぽい、天、空などいろいろあるようだけど、もともとは雲。
江戸時代から雲だったみたいね、実際、旧家の神棚の上に雲があったということらしいので、他の文字は近代の量産型派生品ということになるか。
こういう神具には強いこだわりなどないかと思うから、買いやすいものを選んでみればいいんでしょうけど、知らない人たちも多いようなので、少しばかり書いておく。
まず、雲は人が見て納得するようなものではないということ、だから、ガッツリ見えるように天井に貼り付けておく必要がない、もちろん、見たいときにはその限りでもない。
神棚に祀った神様への意味合いになる、、、あればいい、、、程度。
木彫りでも紙に書いたものでも構わない。
紙に雲と書いたものを見かけた人も多いはずです、商売をしている店舗に神棚があったら上に雲と書いている紙が貼られているものを見たことがある人もいることでしょう。
ただ、落書きのような文字では残念なので、文字の上手な人に書いてもらうといいかもしれないな、、、こっちのほうが木彫りより高くなるかもしれないが、、、。
天井のみならず、箱型の神棚なら箱の内側、それから箱の上に置いておくだけってこともあるから、ともかく人間に向けた神具ではないということを知っておいて欲しい。
木彫り雲 桧製 大きな雲 小さな雲
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興味のある方は是非ご覧ください。