そろそろ神前幕を用意する時期だと思うので失敗例を紹介します
神前幕の掛け方を間違っている人たちは多いんですよ、、、という内容で記事を書いたことがあるけど、事例のようなものがあればさらにわかりやすいのではないかと思いまして、今回は失敗例付きです。
成功例などはいくらでも見渡せばあるので、もし「このような掛け方をしていたら・・・」ということで啓発的な意味合いかな。
それと8月になると神前幕を用意する家庭が増えるので、継続的に取り替えてくれるようなところでは、まずこのような掛け方をしている家はないので、「新しく見様見真似で神前幕を用意してみたけど掛け方がよくわからない」って人が読んでくれたら幸いかな。
これは箱型の神棚に神前幕を掛けたそうなんだけど、さすがに「それは違うよ」と伝えました。
こういう事ってキマリのようなものが無い関係で、人の行うことに対して注意や忠告をすることは滅多にしないわけなんだけど、聞いてきてくれるような人のときには、こうしたほうがいい、直したほうがいい、ということは口にできますね。
っで、こういう掛け方をしているのであれば、即直すこと。
もうメチャメチャです。
ならばこの場合にはどうするのか?
箱型の神棚であれば箱の内側に掛けると綺麗な掛け方ができる。
基本、神前幕というのは棚板の寸法が基準になっているので、箱宮のようなときには左右を折り曲げてセットすることが多いかもしれない。
↓ ↓ ↓ これは神前幕の間違った掛け方↓ ↓ ↓
短い神前幕だと下記の図のようになってしまうし、実際、今回の失敗例でもわかるように張りすぎてしまっているし、付ける場所も変だし、紅白紐、房などもメチャメチャだし、これは・・・やり直しです。
選んだ神前幕の寸法としては間違っていないので、付ける場所がそもそも違うということかな、そして、どうしても左右に引っ張りたくなるので、このような形になってしまう。
だから、先にも書いたように「神前幕は棚板の幅が基準」だから、箱宮の場合には左右を折り曲げるぐらいの余裕がある寸法のものを選ぶか、少し左右にかかる感じになるように掛けるかだね。
迷ったら、箱宮の場合であれば前面だけでいいでしょう、左右折り曲げスタイルかな。
ほんの数センチ折り曲げて掛ける程度の話ですよ。
神前幕は綺麗にかけるととても美しい神具です。
それと購入するときには同じ店で買うほうがいい神具でもある。
というのは、、、商品名、商品サイズがどこも同じだけど、商品としての品質、仕様などがそれぞれ違う・・・これぐらい違う。
あ!こっちの店のほうが安い、同じものが安いからここで買おう、、、なんて安易に選ぶと、全然違うものが届きますよ。
生地の質感から何から何まで全部違うけど、商品名と大きさは同じ。
おまかせ工房の神前幕は機会があるごとに取り替えてくれるお客さんが多いから、一定した商品を扱っています、そのため取り替えた時でも同じものを届けられるということかな。
一般的に専門店、営業の長い店というのは、商品をコロコロ入れ替えない傾向があって、量販店などは数を売りたいので安いものを大量に売りたがる傾向があります。
どの業界でもそうなんでしょうけど、安いものって安定していないんです、いろいろな意味で安定していないんです。。
神前幕 京友禅特選 巴紋 幅2尺5寸相当
https://store.shopping.yahoo.co.jp/omakase-factory/kamidana3113.html
興味のある方は是非ご覧ください。