神前幕の選び方は棚板の幅が基準寸法 3尺幅なら90cmを選ぶ
神前幕の掛け方が変だった人がいたので、このほうがいいよ、ということで直してみたんだけど、ブログでは何度か書いたことがある「神前幕の掛け方」についてです。
下の画像で「☓」になっていることが多くて、話を聞く限りでは教えてくれる人が居なかったんだなというところで落ち着く話、ちょうどいい大きさを選んでいるのに「☓」の状態になってしまっていることもあるので、掛け方を知らないんだよね、そういうことだ。
「張ってしまう」
掛けないで張ってしまう。
張りたくなってくるんだね、神前幕をさ。
「神前幕を掛ける」というより「神前幕を張る」って言葉を使う人はほとんどが「☓」になっている。
これでは見栄えが悪いので「○」の方にチェンジ。
チェンジと言っても買い換えるわけではなくて、掛け方を変えれば済む。
どう見ても一回り小さなものを選んでいるようであれば、新しいものに取り替えてください。
神前幕は毎年取り替えることも多い神具だからさ、洗わないのよ。
見てビビビとくるぐらいの違いがある。
あぁ~ どうして気づかなかったんだろう、、、と思うはず。
棚板に幕板があればその「裏側」につけるのが一般的です、幕板の表側につけることはほとんどないけど、掛け場所をしらないと表側に取り付けてしまうかもしれない。
それから、箱宮の場合には内側に取り付ける。
ガラスの内側だね、欄間の裏側の下あたりに取り付ける。
ただね、ご本人様がどこに取り付けようが、「それで良いんだ」となればそれはそれです・・・が・・・。
神前幕は基本的に棚板で使うことを前提にしているものなので、棚板基準で寸法表記をしているため、90cmというのは3尺棚板で最適ということね。
実寸は若干大きい。
この大きめ部分がないとピンピンに張ってしまうことになるのでそうなっている。
違う場所で使う場合には最適なものはなかなか無いこともあるので、そのときには左右を折り曲げたり、場合によっては切ってしまったりして調節をするといいと思う。
おまかせ工房では箱宮と神前幕を同時に購入してくれた場合には、こちらで取り付けておくサービスもしているけど、「神前幕を取り付け希望」などと書いておいてもらないとそれは勝手にできないことなので、希望のときには書いておいてください。
京友禅特選神前幕 巴紋 3尺幅
https://store.shopping.yahoo.co.jp/omakase-factory/kamidana3114.html
興味のある方は是非ご覧ください。