畳数計算は至って単純 ただし四畳半相当の8メートル以上なら製作可能
細長いゴザというものがあって家庭で使う場合には廊下敷きにしたりするものなんだけど、業務用としてはかなり使われるからちょいちょい作ります。
こういう特殊な形状のものは作って置いてあるような既製品ではおそらく日本全国探してもないかと思うので、その都度問い合わせてもらうしかないんだけど、最低メートル単位として8メートルです。
おおよそ8メートルの長さで作ると四畳半、これが一番短い寸法。
つまり、四畳半のサイズオーダーで作る価格と同じということになるので、長尺寸法だからってべらぼうな値段ではないということかな。
業務用なんて聞くとどんなところで使うのか想像がつきにくいだろう、多岐に渡る。
面白いところだと劇団かな、舞台の上でゴザを使いたいとき横長のものが必要になったら細長いものが必要になる、一列に並ぶ場面では畳を敷き詰めるより丸めてあるゴザをサァ~と流すように投げて一瞬で場面を作れるから便利だそうだ、間が大事ということかな。
一応、上敷きは「畳んでしまう」ものなので丸めて保管はしないで欲しい、あくまでも臨時的な使い方。
「長さ」ばかりに気をとられるかもしれない、先に書いたように長尺物の上敷きの畳数計算は割るだけ、江戸間・五八間サイズなら176cmで長さを割るだけ、本間なら191cmで長さを割るだけ。
実は「幅」のほうが金額に関係するので、そこら辺は大事な部分なので書いておく。
い草には「江戸間用」「五八間用」「本間用」などの長さがある、一番長いものを切って最も短いものを作るようなことはしない、そんな天然素材を無駄にする作り方はしない。
おまかせ工房では「江戸間・五八間」と「本間」のい草に分けてある。
この違いは「幅」・・・「江戸間・五八間」は幅88cm以下・・・「本間」は幅95.5cm以下。
つまり、幅88cm以下で長さ数メートルのものを作るときには「江戸間・五八間のサイズオーダー」で作ることになる。
幅88cm以上で95.5cm以下の長尺寸法で作る場合には「本間のサイズオーダー」で作るという違いがある。
尚、幅95.5cmの本間幅より大きなものは作れない。
ならば、幅44cmで作れば半分の値段か? ・・・なりません、「江戸間・五八間のサイズオーダー」で作ることになる。
天然素材のい草って工業製品のストローのようなものではないので先端と元では太さも違う植物なんです。
使う部分っていうものがあるからね。
細長いゴザも作れます サイズオーダーで作る上敷き 四畳半相当 ランク6
https://store.shopping.yahoo.co.jp/omakase-factory/goza-order-001.html
興味のある方は是非ご覧ください。