塗るのは雑木で作った神棚のとき 良質な素材になるほど白木のまま
人との会話の中で「神棚にワックスを塗りたい」というので、それはやめておけ、と伝えたんだけど、DIY好きの人だといろいろなワックスを持っているから使いたくなるよな。
保湿だとか、防水だとか、様々な効果があって木工作品の仕上げにワックスをかけておくことはよくあることです、なんら不思議なことでもない。
ただ、神棚に至ってはしない、神具でも元から白木のものに塗装はしない。
一部の神棚には朱色が塗られていたりするけれど、これはそういう種の神棚になるので雑木に近い素材のもので作ります。
色付塗装をしまうに良質な素材で作っても意味が全くありません。
ならば、透明のワックスなら塗りたくなる・・・?
家具であればワックスを塗るのが基本と言われるものもあるし、床に塗ったりもしている人もいることでしょう、塗装をしていない床のときにはしないといけないこともある。
神棚や神具は主に「桧」で作ります。
ワックスの使い方などを調べていくと、桧にも良いよ、、、ということで神棚にも良いだろうということなんだろうけど、普通は神具全般にワックスを付けないのでそうしてください。
素材について知らない人と話をすると、どうしても「木は木 みんな木 どれも同じ」と一括りにしてしまうことは否めないし、そのような関連した仕事でもしていないと知らないことは山ほどある、仕事を通じて知ったことでもそれ以外のことはわからないなんてザラですね。
ひどい時には、建材で売られている桧でも神棚なんか作れる、なんていい加減なことを言う人もいます。
まったくわかっていない。
神棚本体の次に塗りたくなるのが三宝のようです。
三宝も天板部分にワックスを塗って防水加工をしたい、、、これも止めてね。
紙を一枚敷いておけばいいから、それだけでいいから。
ともかく、神具にワックスは不要です。
尾州桧の神棚 富士三社 小型サイズ
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