神棚や仏壇の前に掛けることが家庭では目立ちます
おまかせ工房では御簾を何種類か作っているんだけど、とても特殊な領域になるかもしれない、神前御簾、仏前御簾を紹介してみたい。
まず、こういう御簾には作り置きというものはないから、製作期間は2週間はかかります、そして、決まりの寸法というものもないから、使いたい場所の寸法が必要になる。
小さな御簾で十分なときもあれば、大きな御簾にすることもある。
押入れを改装して仏壇や神棚を収めておくこともあるよね、今の住宅だとなかなか表に出しておくだけの場所がないこともある、そんな場所ならこういう御簾を一枚掛けておくだけでそれらしき場所に仕上ります。
神棚だと天袋を利用する人もいるかな。
神前御簾と仏前御簾っていうのは基本同じものなんだけど、使う場所で言葉を変えているだけ。
神前御簾は竹ひごを黄色く染めることもあれば、そのまま染めないで作ることがあるけど、仏前御簾として作る場合には染めることはない。
ここがちょっと違う部分だね。
縁の色は好みです、赤色が良ければそうするし、緑色が良ければそれはそれ。
これが神社だと待合室は緑色にしてみたり、廊下は赤色、本殿は赤色が多いかな。
お寺でも似たり寄ったりかな。
縁が「テトロン縁」と「正絹縁」の二種類あって、正絹は主に本職の人たちが使うことが多い。
家庭で使うならテトロン縁で十分だし、これでも良いほうです、それと正絹より扱いやすいかもしれない。
見た目の違いは多少あるけど、ほとんどわからないかもしれない。
その縁の素材の違いだけで、他は全く同じように作ります。
元々は正絹縁だけだったんだけど、テトロン縁が作られるようになったからね、正絹は高価なんです。
時にはお座敷すだれで神前用として、仏前用として作ることもある。
見た目の重さっていうことを言えば、竹ひごの太さも違うし、節揃えの大きさも違うから座敷すだれの方が軽く感じるかもしれません。
神前御簾 仏前御簾 幅900mm以下 下がり900mm以下
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興味のある方は是非ご覧ください。