座敷すだれ 簡易御簾とは全く違う 用途もやや違います
神前御簾・仏前御簾と言われるものがあって、御簾(みす)と言うのが一般的かな。
「すだれ」でも構わないけど、すだれだと範囲は広すぎていろいろなものがあるので、やはり、神仏で使うものの場合には「御簾」という名称の方が広まっているかと思う。
っで、見てわかるように、、、なんてプロでもないのに見てそうそう違いがわかるものでもない、こういうものって見慣れている人と見慣れていない人の差が有りすぎると思う。
まず、座敷すだれではありません、簡易的な御簾でもありません。
それと、座敷すだれを神仏前すだれとして使うことはあるけれど、神仏前すだれを座敷すだれとして使うことはない。
逆が成り立たないので知っておいて。
この神前御簾、仏前御簾というのは名称こそ神前、仏前と別れているけど、中身は同じだからそれも併せて知っておいてください。
では何が違うのか?
それは、竹の色が違う。
神前御簾・・・自然色、黄色染めがある。
仏前御簾・・・自然色のみ。
つまり、仏前で使うときには黄色染めにはしないってこと。
縁の色は好みですから、特に意味はない。
事前に作ってある御簾は一枚もありません。
神前御簾、仏前御簾は全サイズがサイズオーダー。
どんなに小さくでもサイズオーダーになるので、納期もそれなりにかかる。
小さいから早いとか、大きいから遅いとか、まぁ、少しは影響するけどさほどかわらない。
縁の種類、竹ひごを染める染めないなどの組み合わせがあるけど、もうひとつ選ばないといけないのが「縁の素材」なんだ。
この縁がとても高価なんです。
今はほとんどテトロン縁を使うけど、さらに本格的なものが良いという場合には「正絹」で作ります。
もともとは正絹なんですけど、テトロン縁が出てきてそちらの方が安価であり、見た目もそう変わらない雰囲気で作れるので、今ではテトロン縁が主流になっています。
家で普通に使うものであるから、床の間に神棚や仏壇を置くように改装したりすると、手前に本格的な御簾を掛けておくこともあるので、そういうときには一枚作ってみてはいかがでしょうか?
慣れている人はそのまま注文してきますが、こういうものは慣れた人に聞かないと、おかしな返答が戻ってくるので、初めて作るときにはよくわからないかもしれない。
そんなときには問い合わせてみてください。
神前御簾 仏前御簾 テトロン縁
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興味のある方は是非ご覧ください。