知れば知るほど種類のある神具 それが三宝 折敷 遠山三宝
「三宝」と聞くと世の中のあるものは皆同じと考えてしまう人もいるかと思う、しかし、実際は店ごと違うってぐらい種類があるので、あちらこちらの店を回って見てみるといい。
似ている・・・遠くから見れば同じように見える・・・違う違う、全然違う。
さて、お目にかなったものは見つかっただろうか。
種類があると一言でいってみても、何の種類かわからないかと思う。
三宝というのは折敷と台座部分からなるもので、台座には高さの低いものがあって遠山三宝などと言われることがある。
三宝、遠山三宝、折敷という順で低くなる、折敷は単なるお盆のような感じ。
さて、三宝というものは折敷が台座に乗ったもの・・・普通は外れないようにするわけなんだけど、お盆と台座が分離できるように作ってあるものも存在する。
ある時は三宝、またある時は折敷という利便性重視のものもある。
素材に至っては猛烈な差が出てしまう。
数百円レベルの粗悪品から数万円レベルのものまで、これはブログで説明したところで伝わらない領域なので、選ぶときには適材適所で選んでみるといいでしょう。
一般的に三宝というものは一台だけということが少ない、複数台使うほうが多い神具になるから、並べる、ということになる。
この単純明快な「並べる」という行為こそ、ピンキリ商品の差が出てしまうので、モノ選びの難しさを実感するはずなんだけど、チグハグのものが並ぶのと同じものが並ぶのとどちらがビシッと見えるかってことかな。
明らかに違う部分は「木目」なんです。
若い木で作るもの、樹齢の高い木で作るものでは製材段階で、板目、柾目などの取り方が違うわけ。
若い木だと安い、これは量産向けに使われるので神棚でも神具でも樹齢の若い桧で作ったものは安く作れる、そのかわり柾目が取れない、柾目が取れるまで成長していない、細い木になるからしょうがない。
三宝などの場合には天板を見れば初見の人でもその違いがわかる、もし、天板が柾目で作られている三宝であればかなり良い商品になるし、同時に台座も柾目になるので、横線の模様が綺麗に出ているかと思う。
適材適所というのは、単体で使うのか複数台使うのか、ここを最初の判断にしてみるといいのではないかと思う。
神棚でもそうなんだけど、ほとんど一台だけのはず、そのため木目なんか気にするより価格を気にするのはしかたがない、でも、その商品・・・選びもしない単なる木で作っているものもあれば、本当はこういう素材で残していきたいものとあるんだけど説明を聞いてみる? という部分は売る側は口を閉ざしてしまうので、知って買うならいいんでしょうけど知らないときには、言ってくれよ、という気持ちにさせられてしまうよな。
まぁ、どの道、こういう神具は一台、一個あれば長く使えるものだから、激安品には手を出さないほうがいいかと思います。
特上品 祭壇向けの三宝 6寸 木曽桧
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興味のある方は是非ご覧ください。