神棚 上敷き 簾の専門店 おまかせ工房 ブログ

おまかせ工房のブログ 商品をわかりやすく説明しています。

神道 御霊 霊璽 錦覆付 檜角型 操出型 御剣型御幣付 御剣型 御幣

御霊は仏教で言うところの位牌のようなもの ただし目的がいろいろある

御霊(みたま)のことを霊璽(れいじ)とも言うのでこんがらがることがある、ただ、霊璽と言うとほぼ目的はひとつで人物に限定されるけど、御霊というと対象となるものが人物に限らないのでさらにこんがらがる。

 

話がずれるがネット通販を始めた当初、この霊璽・御霊について書いた文章を商品ページに記載をしてそれとなくわかりやすく解説をしていたけど、知らず識らずの間にあちらこちらのネットショップで転載されていた、無断盗用になる話なんだろうが実はその文章には誤字脱字があって・・・今、転用先を調べてみると全部そのまま誤字だった。

 

おまかせ工房で最初に書いたものがコレなんだけど、誤字脱字は修正済み、似たようなものを神棚や神道のものを販売している店で見かけるかもしれない。

場合によっては何でもかんでも販売するような店でも神道用品のページにはコピペしていることもある。

業者はコピペするだけで内容なんか誰も読まないね、初期バージョンの誤字のままの店もあるしどうしょうもない。

 

祭壇宮(御霊舎)と御霊(霊璽)について

今ではお葬式といえば、仏教だけのように思われがちですが、神道でも葬式が行われます。

神道では人の御霊(みたま)は祖先の神様から出て、祖先の神様の所に帰るのだと言われています。
 そこで亡くなった人の御霊は祖先の神様の所に帰り私たちを守ってくださるのです。
 それ故に霊璽に御霊を留めて、先祖代々の神様と一緒に祖霊舎の中に祀るのです。
 その御霊を霊璽に移すまつりが、通夜祭の前に行われる遷霊祭であります。

霊璽は仏教の位牌にあたるもので、白木の木主が一般的で、その他鏡や霊代幣串など用いられることもあります。
 木主にも角形、扁平形、片木形などがあります。
 表面には「○何某命之霊」、裏に「年月日帰幽享年何歳」と墨書します。
 葬儀から五十日祭までは、霊璽に特別に飾られお祀りしますが、
 五十日の忌明けが終わると御先祖の霊と一緒に祖霊にお祀りします。

祭壇宮祖霊舎)は御霊家(みたまや)と呼ばれ、金具類はできるだけ省き簡素な造りにしますが、
 仏式の仏壇に当たるもので、その中に祖先の霊璽を祀ります。

祖霊舎は神棚より少し下げて、別に設けるようにします。
 常に家人が礼拝しやすい場所を選びます。
 祖霊舎に霊璽を祀る時、父母、祖父母、曽祖父母と並べて祀ります。
 祖霊舎が小さい場合など、片木形の霊璽に書きかえ管の中に納めて祀り(仏式ではくり出し位牌という)、
 年祭の都度前にとり出すようにします。

神道の御霊祭は、死後十日ごとに行われ、十日祭、二十日祭、三十日祭、四十日祭、五十日祭とお祀りします。一般的には五十日祭で忌明けとします。次いで百日祭が行われます。年祭は、一年祭、二年祭、三年祭、十年祭と続き、以下五年目ごとか、十年目ごとに行われ、五十年祭に至ります。年祭には神職に祭詞を奏上してもらい、御霊を慰めると共に、より高い祖神になって頂くよう祈ります。

※語句の説明
れいじ【霊璽】1 天子の印章。御璽(ぎょじ)。2 神や死者の霊の代わりとして祭るもの。御霊代(みたましろ)。
ごりょう【御霊1 霊魂をいう尊敬語。みたま。2 貴人や功績のあった人を祭る社。3 「御霊会(え)」の略。
それい【祖霊】先祖の霊。

 

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ところでこのように御霊には種類がある。

神道に改宗する場合にはその人が初代になるからどれを選んでもいいでしょう。

すでに祖霊舎、御霊舎などがあればそこに収まるサイズのものを選べばいい。

 

代々神道の家系の場合にはすでに霊璽があるので類似品を選ぶことが多いはず、特殊な御霊を持っている場合には作ったところに再依頼してもいいかもしれないけど、販売したところが残っていないことが多いので無理に類似品にしなくても全く問題ありませんから安心して。

それと代々続いていると御霊だらけになりやすい、そんなときにはひとまとめにしておくほうが都合がいいから繰出型を使ってみてください、10人分が一括にできます。

 

と言っても「霊璽」であればこの通りなんだけど、「御霊」となれば使い勝手が違うので人ばかりではないし、御幣に至ってはさらに使い方がいろいろある。

 

それとたまに「霊璽への文字入れをしているか?」と問い合わせがある。

文字入れは神職の仕事なのでこちらでは書くことはありません、仏教で使うような位牌に機械で書き込むようなこともない。

普通、神職なら文字の練習はしているはずなので字が綺麗なはずです、あくまでも誰でもそうだなんて言えないけどね、だって神職から「文字入れできる?」なんて聞かれるから。

霊璽に機械文字ではダメです、綺麗に見えるけど手抜きです、肉筆で墨が基本。

 

不明なことがあれば身近な神職を頼るといいかと思う、私達も全く知らないわけではないけどかなり個別個別で違いがあることが多いので、その人に適した行い方は神職に聞いたほうがいいかと思う。

 

 

御幣8寸 尾州

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和室で神棚を祭りたいときにはセンス良くキメたい 八足台を使う

画像で「C」の位置に神棚を祭るなら組立式八足台を使う

和室で神棚を祭っておきたいことは当たり前のようにあるわけ、でも、多くの場合は天井付近になっていて、理由はすでに床の間周辺には物品が飾ってあるからなかなかどかすことができないのも理由かもしれないな。

でもとかく掛け軸と花瓶や壺という組み合わせだったりするから、そろそろアレンジを加えて変えてみてはどうだろうか?

最近は床の間に神棚を祭っておくスペースとして利用する家庭も増えてきて、おまかせ工房で八足台を作ってくれる人たちと話をすると「C」の位置に神棚を祭りたい要望だったりすることがある。

八足台を作るときには必ず電話で寸法の確認をしているからそんな話も聞けるのかな。

 

「A」の位置は「天袋」と言います。

ここも単なる物入れ、空き箱入れになってしまっていることが多いから、あえて小さな襖を外して神棚を設置する場所にすることもある。

そのときは簡易御簾を付けておくとそれらしく見える。

4枚の襖であれば一間幅が多いのではないだろうか、2枚なら半間。

そのため2枚だけ開けておく、もしくは2枚だけ取り外して簡易御簾の大きなものを付けておくと綺麗にまとめられるかと思う。

それと奥行きがある場所だから神棚を祭るときには後ろが真っ黒になってしまうこともあって、中敷きで背面を作っておくことをする場合もあるので参考にしてみて。

白色の壁紙を内部に貼っておくと綺麗だぞ。

 

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「B」の位置は「違い棚」と言います。

段違いとなっているので誰でも覚えやすい名称かと思う。

ここ場所も神棚設置場所に該当していることもある、利点としてはすでにそこそこ広い台があるということ、そして、明るいということかな。

この違棚に神棚を置く場合には直接板の上に神棚を置くより、小さな畳、ゴザなどを敷いてから置くと雰囲気がそれとなく良くなるのでやってみてはいかがでしょうか。

何も無い板上に直接置いても悪いわけではないけど、やってみればわかる、、、なんだか殺風景に見えてしまう場所になるから、敷物を使うと良く見える。

美品を飾る場所としてはとてもセンスが必要になる難しい場所が違い棚。

せっかく良い物を飾ってもその飾り方に工夫をしないと誰から見ても大したものに見えなくなってしまう不思議な場所、上手に飾れることができるなら安い茶壺でも骨董品に見えてしまう不思議な場所です。

ということで、違棚に神棚を置くのは熟れた人向けかな。

あ、それと違棚の場合も背面が暗ぼったい色であれば明るい色に変えたほうがグッと良く見えます、ここの場所はセンスの出し方が難しいよね。

 

 

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真榊の部品の大きさはそれぞれ違う 大きなものを小さくしない

軸を切って高さを短くすると不格好な真榊になるからしないこと

商品はバランスを考えて作られていることがほとんどだと思うので、アレンジを試みてみるのもいいんだろうけど、「真榊」という神具に至っては切断したりして短くするのは止めてください。

それとなくパーツのサイズも異なるから、大きなパーツのまま小型化したところでヘンチクリンな神具になってしまうぞ。

小さくなったら部品も小さく、、、大きくなったら部品も大きく、、、という具合に作られているから。

 

真榊の榊部分は正絹でできている、五色旗は正絹ではなく化繊です。

同じく三種の神器のうち刀と鏡を包んでいるものも化繊。

まぁ、真榊という神具で榊がないものなど真榊とは呼ばないので、一番重要なパーツは「さかき」になるんだろう。

おそらく日本中探してもこのような神棚向けのような小型神具で五色旗部分が正絹で作られているものはないはず、どうしても正絹がいいんだぁ~という場合には自作してください。

 

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話が変わるけど、数十万円するような高さ2尺5寸(120cm)から7尺5寸(320cm)の本格的真榊でも現代では五色絹部分はミナロンという素材で作られている。

「五色絹」という名称だから「絹」かと思われるのはしょうがないけど、固有名詞だから五色絹のままです。

もし、五色絹部分を絹で作ったら・・・そりゃ高いわ、蚕を日本中で養殖している時代でも高価なものだったわけで・・・・ね。

もっとも真榊という神具は明治政府からですから江戸幕府の時代には正式な神具ではありません。

 

家庭で本格的な真榊を使うことはまずないかと思うけど、神社や教会では一台置いておくこともある、しかし、正絹生地で作られた五色絹(五色旗)部分はほぼ無し、それは滅多に売れないものだから誰も在庫を持っていないというのが理由です。

おまかせ工房ではその話は受けていませんが欲しい場合には特注になるんでしょう。

 

 

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