神棚 上敷き 簾の専門店 おまかせ工房 ブログ

おまかせ工房のブログ 商品をわかりやすく説明しています。

鎮物を土の中に埋めておく 手軽にできるから後からでも大丈夫

鎮物には簡易版と桐箱版があって本体は同じもの

桐箱版を使う人たちのほうが多いけど、特に箱の中に入れておくものがない場合には簡易版で十分です、鎮物としては同じ本体です。

更地から式典として地鎮祭を始めるようなときには、埋める場所はココと決められるからそこへ埋めて、後から埋める場合には空いているところでいい。

どこに埋めたら良いんだろうか? とあれこれ検索してみても、あちらではココと書かれていて、こちらではアソコと書かれていて何がどうなっているのかわからないこともあるでしょう。

むしろ、「埋めた日」を忘れないような記念日、節目の日などにしておくほうがいいと思う。

 

穴を掘って埋めるだけ・・・これだけのことです。

個人で行うのであればそれだけで終始する、人に依頼をすると祭事として行うことになるので、そういうのは地鎮祭のときという話かな。

 

古墳からの出土品でも鎮物が出てきているから、怪しいものではありません。

これは知ってくる世代というか、機会というか、誰でも行為として行うものでもないので、存在自体を知らない人たちはいっぱいいるよね。

 

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なにかの機会に知ってみると、私も埋めておこうかな、となる。

どうして桐箱を使うのかというと土に戻りやすいから。

最終的に七種(鉄人像、鉄鏡、鉄長刀子、鉄小刀子、鉄矛、鉄盾、鉄玉)が残ればいいので、他の素材は土壌に戻すわけです。

プラスティック製の箱、陶器の箱などを使うとそれが残ってしまう。

いけないというわけでもないんでしょうけど、七種だけが出土してきた経緯を考えると、それだけでいいと思います。

 

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簡易版 鎮物

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10畳を超える大きな御座 大広間向けの上敷き

一枚物の上敷きで作るなら15畳未満

11畳、12畳、13畳、14畳、15畳とこういう部屋のある場所がまだまだあって、個人宅ではほぼ無くなってきているものの、公民館や旅館など人が集まるような場所ではむしろ大広間がどうしても必要になってくるわけだ。

時には30畳、40畳なんてところもあって、畳替えのことを考えると大きな金額が必要になってくるので、使う人たちは宴会場だからって畳を汚すと旅館は大損害になる、一枚だけ畳を取り替えるとそこだけ目立ってしまうからね。

 

い草上敷きをそういうときのために敷いておきたいわけなんだけど、一枚物の上敷きとしては15畳未満ってところかな。

15畳と言っても形も様々で問い合わせてくる場合には、15畳の形がわかっているんでしょうけど、こちらはその形がわからないので幅と長さを教えてくれないと15畳の形が想像しずらい、時には細長い15畳もある。

 

正方形に近い15畳の場合には一枚物の上敷きは避けておくほうがいいかもしれない。

どうしてかと言うと、い草上敷きは織物なんだけど糸を使っている。

表からその糸は見えないから知らない人もいるようだ。

そういう内部に通す糸のことを経糸っていう。

縁と縁を繋ぐ部分でも糸は使う。

この糸が大きな上敷きになってくると切れやすいので15畳超えの上敷きになると一般的には作らないわけです。

 

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細長い上敷きだと作れるけど、正方形に近いものはダメ。

というより気軽に15畳の上敷きと言ってみても、届いたときの重さなどを考えるとかなり重たいから運びづらいと思う。

15畳間ぐらいの部屋なら2枚に分けて作るほうが後々良いと思います。

敷き込むときのこと、取り替えるときのことを考えるとね。

 

仮に2枚分けるときには左右2枚で作るべきか、上下2枚で作るべきかを決めないといけないので、ともかく大きな部屋の場合には「部屋の畳数より部屋の寸法」を教えてくれれば良い感じのものを作ることができます。

 

 

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御幣の紙垂製作は腕の見せどころ 最初は大変でも自分で作るのが良し

台座部分は素材の入手で誰でも作れるわけではないけど紙なら大丈夫

御幣という神具があってこういうものは誰でも彼でも必要になるようなものではないので、いざ必要に迫られたときにどこで売られているのかを調べてみたりする程度なんだろうけど、気に入ったものが世の中になかったときには自作をしてしまうのも有り。

ただ、おまかせ工房のような専門店で扱うような素材はなかなか必要な分量だけ入手するのはほぼ不可能になると思うから、自作をしたみたものの形にはなったけど販売されているものと比べたらガックリしたということになるかもしれない。

それはそれでしかたがない。

御霊、霊璽は自作するより出来上がったものを選んだほうが良いように感じます。

 

でも自作を試みるに値するパーツがあって、それが「紙垂」。

御幣の上に挿しておく紙なんだけど、ヒラヒラというほうがピンとくる。

これは和紙、半紙など紙の好みがいろいろあって、どういう素材にするかで質感が全く違うし、時には二種類、三種類の和紙を組み合わせて作ることもある。

大麻(大幣)を混ぜ込んだりして、ともかく個人個人の個性が思いっきり引き出される形に各人が作っていくわけだ。

 

紙垂を作りたくてネットで検索をすると代表的な型紙のようなものが出てくる。

おそらくそれは初めて作る人向け、大量に作る人向けのもので、作ってみるとわかるけど実に面白みに欠けた形の型紙がほとんど。

これじゃない・・・と思い始めた人は小慣れてきた証拠かもしれない。

 

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作り込んだ御幣はとても美しい形をしています。

御幣の台座にあった絶妙なバランスと紙の質感、そして光沢。

軽いものなんだけどズンとしているドンとしているような重みを感じる御幣というものを作るわけです。

 

紙垂は最初に作ると角張ったもの、直線めいたものになってしまうと思うけど、次第に作っていくとなんとなく丸みを帯びたような紙垂ができるようになる。

これも意識を持って作らないといつまで経っても上達しないと思うので、練習が必要になるものかな。

バチッとこれは良い形になったぞ、、、と思ったらそれは型紙を取っておけば次回からサクサク作れる、ここの各人ご自慢の型紙はネット検索では拾えないものだと思う。

熟練者の御幣の紙垂を拝見する機会があったら見てみるといいよ。

 

 

御幣 尾州桧 高さ8寸

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