一枚物の上敷きで作るなら15畳未満
11畳、12畳、13畳、14畳、15畳とこういう部屋のある場所がまだまだあって、個人宅ではほぼ無くなってきているものの、公民館や旅館など人が集まるような場所ではむしろ大広間がどうしても必要になってくるわけだ。
時には30畳、40畳なんてところもあって、畳替えのことを考えると大きな金額が必要になってくるので、使う人たちは宴会場だからって畳を汚すと旅館は大損害になる、一枚だけ畳を取り替えるとそこだけ目立ってしまうからね。
い草上敷きをそういうときのために敷いておきたいわけなんだけど、一枚物の上敷きとしては15畳未満ってところかな。
15畳と言っても形も様々で問い合わせてくる場合には、15畳の形がわかっているんでしょうけど、こちらはその形がわからないので幅と長さを教えてくれないと15畳の形が想像しずらい、時には細長い15畳もある。
正方形に近い15畳の場合には一枚物の上敷きは避けておくほうがいいかもしれない。
どうしてかと言うと、い草上敷きは織物なんだけど糸を使っている。
表からその糸は見えないから知らない人もいるようだ。
そういう内部に通す糸のことを経糸っていう。
縁と縁を繋ぐ部分でも糸は使う。
この糸が大きな上敷きになってくると切れやすいので15畳超えの上敷きになると一般的には作らないわけです。
細長い上敷きだと作れるけど、正方形に近いものはダメ。
というより気軽に15畳の上敷きと言ってみても、届いたときの重さなどを考えるとかなり重たいから運びづらいと思う。
15畳間ぐらいの部屋なら2枚に分けて作るほうが後々良いと思います。
敷き込むときのこと、取り替えるときのことを考えるとね。
仮に2枚分けるときには左右2枚で作るべきか、上下2枚で作るべきかを決めないといけないので、ともかく大きな部屋の場合には「部屋の畳数より部屋の寸法」を教えてくれれば良い感じのものを作ることができます。
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