木製人形代(もくせい ひとかたしろ)
今回の店長ブログは夏も終わりに近づいてきたということで、怖い話でもして背筋を凍らせてみるのもいかがでしょうか?という内容です。
人形代には様々な使い方がありますが、怨念という概念があって要するに恨み辛み。
人には感情があるので、良い時もあれば悪い時もあるわけなんだけど、良い人だと思っていたら実は悪い人だったという裏切り行為は許せないわけですよ。
背任なんて言ったりもするけど、背任行為なんて聞くとやんわりしてしまう、ここはズバリ「裏切行為」。
この裏切りの内容なんだけど、立場、環境次第でいろいろある、解釈の仕方もいろいろ。
そこで今回は「人形代の怨念編」ということで書いてみたいと思う。
「人形代の祈願編」「人形代の成就編」「人形代のお祀り編」などもいずれは書いてみたいと思ってます。
まず、人の形をしたものというのは、人の気持ちが入り込みやすいと言われているのね。
自然の物もよく言われる、滝、石、山、河、海などは有名。
この木製人形代っていうのは歴史があって、少なく見積もっても平安時代にはあったそうなんだ。
当時の出土品の中に含まれていたそうだから間違いない。
っで、平安時代の木製祭祀具をよくみてみると、穴が空いているわけですよ。
人間の急所といわれる「頭」と「胸」に。
何かを刺した跡とでもいうのかな、釘のようなものだと思うけどさ。
普通、こんなところに刺さないよね。
というか、これがお遊び人形だったら絶対にしない。
何時の時代も人間の気持ちなんか、古代だろうが中世だろうが近代だろうが生まれて死ぬまで大差がない。
嫌な事は嫌なもんだ。
ただ、嫌なことをされたから殺してしまえってなるわけじゃないよね、そんな人殺し行為はしたくない。
でも許せない、どうにかなって欲しいと願う・・・・それが木製人形代、祭祀具ってもんね。
魔術に近いのかもしれないけど、魔術と聞くとヨーロッパを思い浮かべてしまう。
日本だと何だろうか、、、イタコ?ちょっと違うな、、、奇跡、邪術、呪術、仙術、妖術、託宣、奇術。
奇術は手品か、これも違う。
陰陽道?これも違うな。
要は、人の気持ちを何かしらの形に納めたいわけですよ。
「やられたらやり返せ」というセリフが流行った時期もあるけど、それができればどれだけ楽か。。。。実社会、実生活では難しいわ。
人形代の基本的な使い方は「名前」を書くってところね。
今回は怨念編だから、最終的には「焼く」「埋める」ということをして完了。
穴を空けるのは個人の気持ち次第。
嫌な事は忘れたほうがいいって簡単に言うけど、そうそう忘れされるもんじゃない。
その手助けをするのが木製人形代の役目でもある。
気持ちの高ぶりから自分自身が取り返しのつかない事をしてしまう前に、どこかで区切りをつけられればいいのではないかな。
次は「人形代の祈願編」「人形代の成就編」「人形代のお祀り編」という、今回の「人形代の怨念編」とは全く違う使い方を書いてみようかな。
人の気持ちの数だけいろいろな使い方があるだよね。
木製人形代(もくせい ひとかたしろ)
https://store.shopping.yahoo.co.jp/omakase-factory/ccdac0bdba.html
木製祭祀具:ccdac0bdba:おまかせ工房 - Tポイントが貯まる!使える!ネット通販 - Yahoo!ショッピング
興味のある方は是非ご覧ください。