神棚 上敷き 簾の専門店 おまかせ工房 ブログ

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尾州桧で作る御霊舎 御霊・霊璽を入れておくための「舎」

神道の祭壇は家具ではないので塗装仕様などは普通は避けます

「舎」と「社」という文字が神道ではちょいちょい出てきて、さらに「祭る」と「祀る」という文字もこれまたちょいちょい出てくるから、それとなく使い分けをしないと文章ではこんがらがる。

御霊や霊璽の場合には「舎」を使うからさ、人用の家のとき舎を使う漢字で余り「や」と言葉だけで言うことはないっでしょう、漢字ならではの文字の意味ということかな。

ならば「社」は何か? これは「やしろ」と読む、音でも発音するよね。

 

ところで御霊舎なんだけど、人の住む家だということはよくわかった。

霊となって住むわけだ。

その霊というのは桧に宿るとも言われるから神道では桧が良く使われるので、「白木」と言われる無塗装のものを使う。

知らない人になると「白木」という木材があるのかと勘違いをしている人もいるので、そこら辺は知識、見識の範囲になるから、知ってくれ、としか言えない。

 

ここからがいろいろあって、その「白木」にも様々な素材が存在する。

安普請で作れば安く大名普請で作れば限りなく高くという具合だ。

とは言ってみても、実際の屋敷を建てるわけではないから、びっくり飛び上がってしまうような金額ではない。

桧にもいろいろあるから、素材を見極めてさ、これから使う日数などを考えれば、良い素材の桧で作ったものを薦めたい。

尾州桧で作った御霊舎のご紹介です。

 

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いくつかサイズがあるから、すでに御霊を持っている場合にはその御霊の数、そして大きさから選んでもいいと思うし、どうしても入りきれないようなときには、数台の御霊をひとつにまとめてみたりもするので、そこら辺は神職の仕事になるので馴染みの人に相談してみてください、まとめるときに使うのは繰出型になります。

 

よく書くことがあって、海老錠は付けておいてね。

コストを下げたほうが売りやすいということで、せっかくの海老錠を付けないで販売をしてしまうところもあるようだけど、これはこれで必要だから。

後から取り付けるのはとても面倒でする気も出てこないはず、だから、最初に付けておくこと。

 

サイズ選びのとき外側の大きさばかり目が行きやすい。

外寸、内寸はみておいて下さい。

御霊を収めておく部分が「内寸」になります。

 

 

一番小さな御霊舎 尾州桧 これは欠かせない海老錠付き

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興味のある方は是非ご覧ください。

金幣芯と祓串 前後置きもあれば別々のこともあります

祓串は近日公開しますのでお待ち下さい

せっかくだからまだ商品ページを作っていない「祓串 はらえぐし」の紹介でもしておきましょうかね。

この祓串は主に神棚や祖霊舎など小型サイズの祭り場所を想定して作りました。

手に持って振る大型の祓串では神棚では置くことができないから小型サイズの祓串ということです、大きなものと同じ素材を使っている点は見逃せない。

祓串は桧の台軸を使い、和紙の垂をまとい、大麻を付け、正絹糸で結びつけてある。

 

和紙は比較的強いものを使っています、このぐらいの強度がないと細いから切れてしまいやすい、その和紙であればクシャクシャと握ってクセをつけておくことができる。

なんとなく祓串はこのクシャクシャ感が欲しい。

大麻を付けてあります、これは正面に向くのように配置する。

祓串には全部和紙もあれば全部大麻もあるけど、混じっているものもあれば、一箇所に大麻をまとめてあるものなどいろいろあるよね。

軸は抜けるから実際の祓串と同じ仕様、小さなものほど作るのに手間がかかります。

でも、、、使うなら本格的なものを使いたいよね、特にこういう神具になるとさ。

 

祓串のサイズは2サイズ

大きな祓串(高さ約18cm)、小さな祓串(高さ約13cm)

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金幣芯の手前に置くこともあるし、神棚の正面、脇に置くこともある、扉の前、豆八足台の上に置いてもいい。

 

金幣芯との組み合わせもいずれ商品ページで作ろうかと考えていて、そのための大きさ比較としては画像のようになる、組み合わせとしてはこれがいいかな。

神鏡と組み合わせてもいいんですよ。

バリエーションが増えると思う。

それと台座の角は4cm角で作ってあるから、神棚の扉の前に置きたいときには4cm角の空きを確認してからにしてください、奥行き4cm必要ということです。

 

紙垂は自作を試みる人もいるはずだけど、ともかく、手に持って振るような大きさではないから、普段使っている紙では使い物にならないはず。

薄くて半紙のようなものでは不向き。

和紙なんて軽く言うけど意外と値段が張るのはご承知の通りです。

自作派の人なら台軸だけ生かして他の部分はご自身の好みで自由自在にアレンジしてみてはいかがでしょうか?

 

扉の前に置くとこんな感じ

祓串と神棚

 

金幣芯 大型サイズ 日本製

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そろそろ神前幕を準備する時期が近づいた 8月入れ替え組

8月始めの一週間ぐらいが出荷のピークになります

神前幕は一年365日掛けっぱなしのこともあれば、ある日だけ、ある時期だけ掛けておくこともあって、その使い方は人それぞれなんだけど、8月に取り替える、入れ替える、新調するということが多いので、お盆がある関係上、直前すぎると出荷ができないこともあるので準備だけはしておこうか。

お正月に掛ける人の場合にはほぼ段取り完了済みのことが多くて、直前の注文もなく、何をどうするのかわかっているんだろう。

8月に使う人の場合がドタバタしやすくて、8月って節目としてはなんだかあるようなないような月だから用意をすることを失念してしまうのだろう。

そんなこんなで神前幕、、、好きな紋を選べばいいし、無地でもOK。

 

処世の要諦とまでは言わないけど、このたった一枚の布があるかないかでガラリと雰囲気が変わってしまうから、普段は御簾を掛けているのを取り外して、臨時で掛けることもある。

御簾と神前幕は同時には使いません、なんだか格好が悪いからそれは避ける。

神前幕としめ縄は同時でもOK。

 

棚板の幕板に掛ける場合には、しめ縄が手前で神前幕が後ろ。

箱宮の場合には、しめ縄は宮形の屋根したあたりが収まりが良い感じなので、神前幕は箱の内側に掛けるのが良い感じです。

それから棚板の上に箱宮を置いてある場合には、幕板があれば幕板に神前幕を掛けておくのがいいかな。

神前幕を掛ける場所がないから天井にタブ部分を画鋲で留めてしまうのは、見栄えが悪いからできることなら止めたほうがいいと思う。

 

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何度も書いていることですけど、神前幕はピンピンに張らないでね。

画像のようにゆとりというか、だぶつかせるというか、その程度の張り具合がベストです、掛けた時に両脇下が内側にくるのではなく、垂直になるようになっていると良い感じで掛けてあるように見えます。

 

そのため神前幕の寸法表記は昔から「棚板の幅」になってます。

75x36というのは幅75cmの棚板で合いますということ、下がり寸法は36cm。

だいたい棚板は尺貫法で作られることが多いので、5寸単位かな、だから15cm刻みぐらいで神前幕も選べるようになっているわけだ。

稀に棚板でもなく、箱宮でもないようなところで使いたい人もいるけど、どこで使うにせよピンピンには張らないのでそこのところだけ知っておくと随分違うはずです。

 

京友禅特選 神前幕 巴紋 幅2尺5寸

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