8月始めの一週間ぐらいが出荷のピークになります
神前幕は一年365日掛けっぱなしのこともあれば、ある日だけ、ある時期だけ掛けておくこともあって、その使い方は人それぞれなんだけど、8月に取り替える、入れ替える、新調するということが多いので、お盆がある関係上、直前すぎると出荷ができないこともあるので準備だけはしておこうか。
お正月に掛ける人の場合にはほぼ段取り完了済みのことが多くて、直前の注文もなく、何をどうするのかわかっているんだろう。
8月に使う人の場合がドタバタしやすくて、8月って節目としてはなんだかあるようなないような月だから用意をすることを失念してしまうのだろう。
そんなこんなで神前幕、、、好きな紋を選べばいいし、無地でもOK。
処世の要諦とまでは言わないけど、このたった一枚の布があるかないかでガラリと雰囲気が変わってしまうから、普段は御簾を掛けているのを取り外して、臨時で掛けることもある。
御簾と神前幕は同時には使いません、なんだか格好が悪いからそれは避ける。
神前幕としめ縄は同時でもOK。
棚板の幕板に掛ける場合には、しめ縄が手前で神前幕が後ろ。
箱宮の場合には、しめ縄は宮形の屋根したあたりが収まりが良い感じなので、神前幕は箱の内側に掛けるのが良い感じです。
それから棚板の上に箱宮を置いてある場合には、幕板があれば幕板に神前幕を掛けておくのがいいかな。
神前幕を掛ける場所がないから天井にタブ部分を画鋲で留めてしまうのは、見栄えが悪いからできることなら止めたほうがいいと思う。
何度も書いていることですけど、神前幕はピンピンに張らないでね。
画像のようにゆとりというか、だぶつかせるというか、その程度の張り具合がベストです、掛けた時に両脇下が内側にくるのではなく、垂直になるようになっていると良い感じで掛けてあるように見えます。
そのため神前幕の寸法表記は昔から「棚板の幅」になってます。
75x36というのは幅75cmの棚板で合いますということ、下がり寸法は36cm。
だいたい棚板は尺貫法で作られることが多いので、5寸単位かな、だから15cm刻みぐらいで神前幕も選べるようになっているわけだ。
稀に棚板でもなく、箱宮でもないようなところで使いたい人もいるけど、どこで使うにせよピンピンには張らないのでそこのところだけ知っておくと随分違うはずです。
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