彫り入り 屋根違い三社
おまかせ工房の神棚の中でも唯一「彫り」を入れてある神棚がこれ。
外宮などの場合には彫りを入れることが多いんだけど、見栄えだね、ゴテゴテ入れないのが神棚流なんだ。
多くの場合、袖と言われる部分と正面だけに入れる、神殿様式でもあるからその名残のような感じ。
品質としてはかなりいい、普通の屋根違い三社と同じで彫りを加えてあるだけ。
神棚っていうのは仰々しく彫りだらけにするのは余り好まれないんだよ。
そもそもそういう神宮がない。
少し入れる、アクセント的にちょっとだけ入れておくというのに終始していることが多くて、神殿全体が総彫になるような作り方はしない。
仏壇の世界になると、金ピカなどがあるけど、神棚の世界はシンプルね。
ついでに、今回書いておきたいことがあって、神棚の清掃について。
神棚のお掃除ってどうしてる?と聞くと、「拭いている」って人がいる。
神棚は拭いてはいけない。
拭かないと埃まみれだよ、、、と言われるけど、埃は拭かない、はらう。
神棚って白木だから拭くと木の目にゴミが付着してしまう。
「はたく」「はらう」が正解。
案外知らない人がいて、これをしていかないと神棚を黒くしてしまうよ。
桧っていうのは焼けてくるんだけど、始めは白く、次第に黄色くなっていく。
日に焼けやすい素材だと思うけど、高欄などの部品を外すとその跡が残るから焼け具合は一目瞭然。
でも、これでいいんだ。
黄色くなって、あー焼けてきたってなれば、そろそろ取替時期なのかもしれないけど、拭きまくってどす黒くなってしまったらどんなに綺麗にしても戻りません。
彫り入り屋根違い三社
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興味のある方は是非ご覧ください。