日本の美 徹底的に無駄を省いたモダンなお札入れ・お札立て
神札ってものを知らない人が考えるデザインをモダンデザインと呼ぶのかどうかわからないけど、一概にそういうデザインはスマートデザインになるね。
ただ、機能美についての深みは余り感じられないから、初めは見ていて満足するがあるとき気づく。
「なんか違うぞ」「足りないぞ」って。
スマートデザインがもてはやされて、簡素化されている流れなのかもしれない。
増えたり減ったりしながら世の中は生まれ変わる。
それとは別に、神札、御札ってやっぱりこういう見方が必要だよねと、長く祀ってきた人たちの考え方というものがある。
経験とでもいうのか、世代とでもいうのか、結局は老いも若きも人間だから、物事が見えるようになるには時間がかかる。
見えない人に言ってもわからないから、鳴くまで待とう時鳥。
伝統工芸士という人達がいろいろなジャンルにいるけど、その中の一人に山下さんがいる。
山下さんと神棚専門店がコラボしたら、こういう神棚になったという作品を販売中。
意図、構想のようなものを掲げてからの出発、コンセプトともいうね。
01.御札は直視しないようにしたい、でも見たい。
02.他人が見て神棚だとズバリわかるようなデザインは避けたい。
03.置いても良し、壁掛けにしてもよし。
04.包み込んでないとだめ(御札の丸出しは厳禁)。
05.柱ほどの太さのところでも掛けられる。
06.御札立てだと知らない人が素通りしてしまうぐらい違和感のないデザインである事。
07.天然木を使用する。
08.触れることがなくても手触り重視、質感最重要。
09.紙札、木札どちらでも対応できる。
10.薄すぎる厚すぎず。
11.壁掛けをしたとき破魔矢を掛けられたら尚結構。
12.ぼんやり浮かんでみえるように祭りたい。
13.洋室・和室で祀っても合うデザイン。
14.部屋だけではなくて通路・階段・踊り場に祀っても合うデザイン。
15.個人用途、法人用途など用途を問わないデザイン。
これらの意見、意図、構造を具現化して形にしたお札入れがこれだ。
シンプルすぎると真似されてしまうか?とも思ったけど、本物はこれだけ。
質感についてはさずが伝統工芸士と言ってもいいぐらい滑らかさがある。
あれこれ見慣れている人の意見、神札を扱ってきた人の意見、今まで御札入れを取り替えてきた人の意見を総まとめにした。
だから、初めて見たり祭ったりするには、これでいいの?自作できそうだ、もっとゴテゴテしているものがいい、など言われそうなんだけどね。
世の中には様々な御札入れが販売されているから、その中のひとつとして検討してみてください。
ただ、ひとつ困ったことがある。
伝統工芸士って代々受け継ぐものではないのね、それが店や事業とは大きく違う。
変な話、存命中じゃないと作ってもらえない。
しかも、認定されるのが生半可ではないから、弟子が受け継げるもんでもない。
山積みしておくほど作り置きをするわけでもない。
大きくて重たいものは高いものって考え方があるんだけど、小さくて軽くなって値段もそこそこ。
でもね、それだけの価値は十二分にあります。
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