Cの位置なら八足台がオススメ 神前御簾を上に掛ければ文句なしの完成
和室のデッドスペースとも言われ始めている感もある「床の間」なんだけど、ともかく、代々受け継ぐにはどうしても持て余してしまう空間なわけだ。
初代の人はわかって作っているから、ここにはコレを置こう、など目的がはっきりしていて、これまた用意できるものも骨董など由緒正しいものだったり、珍しいもの、入手が困難なものなど、思い入れも相まって見たい見せたい・・・さらには見せびらかしたいものなどを置けたわけ。
ところが、二代目、三代目となるとどんどん嗜好性も変わったり、そもそも置くものがないなんてことになって、得体の知れないツボや掛け軸では、このスペースは一体なんだよ、と自問自答したくなってしまう。
近年になって、床の間の有効活用ということで、そこを神棚の設置場所にしてしまうことに変更をする人たちが増えています、おまかせ工房でも人といろいろな話をしていて、八足台を利用する場所が床の間になるなんて事例は山ほどある。
人の集まる場所になるだろうからだれが見ても良いように、やるならシッカリとキッチリと整った形で祭っておくといいでしょう。
同じやるなら、見られてなんぼぐらいがいいだろう、いや、ここは見せびらかしたい気持ちを抑えつつの、、、見て欲しいぐらいが良いかもしれない。
床の間で神棚を祭るときには大きく分けるとABCのどこかの位置になる。
Aの場所のときには、後ろ側まで必要ないことが多いはずだから、途中で背板を作っておくといいでしょう。
白色の紙でも布でも塗装でもなんでもいいから、周囲を明るくしておくと見栄えが良くなります、何もしないとやや暗い感じになる・・・天袋と言われる部分がAです。
Bの場所のときには、見ての通りです、そのまま置けば良い。
すでに棚板になっていて、奥行きも問題なし、もしろ、奥行きが有りすぎるかなって思えることもあるだろう。
なかなか床の間に脇床まである家も少ないので、上手な飾り付けが難しいセンスがきらりと光るか消えるか分かれ目になる場所・・・脇床の違い棚と言われる部分がBです。
Cの場所のときには、ここが一番多い床の間の有効利用として神棚を置く場所になるので、八足台を利用して神棚を設置するわけなんだけど、上部が空いてしまうときには神前御簾や神前幕を掛けておくとそれとなく雰囲気が出てきてとても綺麗な空間になります。
神前御簾は「落とし掛け」と言われる上部にある木枠から表側に掛けて下げる、そして、神前幕は同様でもいいし内側から掛けてもいい。
ただし、床の間で神棚を祭るときにはかなり本格的な祭り方になるはずなので、神具などを揃えるならしっかりしたものを使うことです・・・床の間と言われる部分がCです。
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神前御簾 テトロン縁 幅3尺以下 下がり3尺以下まで
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