神前御簾、仏前御簾は床の間や天袋などで需要が増えています
大きなものは神社やお寺で見かけたこともあるはず、赤い縁をしたスダレ、緑色の縁をしたスダレ、または、他の柄だったりするスダレなんだけど、これらのスダレのことを「御簾 みす」ということが多いから、このキーワードは知っておいて損はないかもしれないぞ。
「おすだれ」とは言わない。
今、床の間に神棚や仏壇を入れておく人たちがじわじわ増えてきているから、神棚であれば八足台(八脚案)も同時によく作ります。
仏壇はそのまま床の間に入れるようです。
要するに、凹みを利用するというか、床の間の有効利用というか、壺や掛け軸、生花ではない別の使い方として、神棚を祭る場所としては絶好の場所なんだ。
ひとつの空間になるし、床の間だから使われている素材も申し分ないだろう。
っで、ひとつ問題がある。
それは上から下まで開いているという点。
何のことだろうか? と思うかもしれないが、上が空きすぎてしまうわけ。
落し掛けと言われる部分だけでは短いから、そこへ神前御簾を掛ける。
そのとき上から下までの長さは必要がないので、中吊り寸法でもいいだろうし、50cmほどの下がり寸法でもいいだろう。
目隠し程度に掛けておくとキマリます。
天袋と言われる部分を改良することもあるんですよ。
ここの場所は30cmぐらいの高さが多いかな、小さな神棚を置いておく。
そのとき神前御簾を使うわけなんだけど、天袋の戸板を外して、ここの場合には下がり寸法が短いから全面掛けになるかな。
天袋があれば地袋と言われる部分があって、地袋の上に神棚を置くこともある。
そのときには御簾は必要なんだろう。
違い棚を取り外してしまうなら神前御簾があってもいいかもしれないが・・・。
今どき、床の間がある家は屋敷のような家なんだけど、和室にお金をかけてある家だと床の間の予算割合はかなり高いはず。
ともかく手間のかかるし、素材もこだわりが出る部分だし、でも有効利用が今ひとつされていない、されなくなった場所でもある。
そのため神棚の設置場所として第一候補に上げてしまうこともある。
よく天照大御神という掛け軸を掛けてある家もあるし、他の神掛けをしてあることもあるんだけど、床の間で八足台を置いておくと綺麗に整いますよ。
八足台は床板、床畳の奥行き寸法以内で作ることになるだろうから、一段式か二段式になるだろうけど、床框を潰してまで奥行きを広げる必要はありません。
床框はそれはそれで必要な部分なんですね。
神前御簾 仏前御簾 テトロン縁 幅60cm以下 高さ90cm以下
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興味のある方は是非ご覧ください。