選ぶ神前幕は105x36という寸法でいいように思います
神前幕の掛け方の中で左右にも覆うように掛けておきたいことがあって、そのときどの寸法を選ぶべきかという話です。
幅2尺ということは約60cmほどだと思うので、奥行きも考慮して120x36では長すぎるように思える、ただ、棚板にもいろいろあるので最終的にはご自身の所有している棚板で判断してもらうしかない。
おまかせ工房の棚板セットではNo.8、No.9が幕板付きで幅2尺相当になっていて、膳引きの有る無しの区別になる。
例えば、このNo.8、No.9の棚板にコの字、つまり、前面と左右に覆うように掛けるのであれば105x36を選択すればちょうどいいかと思います。
実寸では110cmぐらいあるかな。
本来なら前面掛けになるので幅3尺5寸相当の棚板向けになるものなんだけど、無地だけコの字掛けができるので、そのような使い方をしたいときには選んでみてください。
紋付きの神前幕の場合には、コの字掛けはできません。
神前幕は基本、前面掛けを前提として作っているので、紋付きの神前幕で前面・左右にまで掛けると大きな神前幕を選ぶので、紋の位置が離れてしまう。
ものすごく目が離れたマンガのような顔になってしまうので、紋付きの神前幕ではしないほうがいいでしょう。
コの字掛け専用の神前幕はないので無地を使うことになる。
それもピッタリというものはないと思っていて欲しい、多少は工夫を求められるかもしれない。
工夫というのは、左右をカットする、下を短くするなど。
それと左右の後方が垂直に落ちていないこともある。
これらはもはやしょうがないと思って、それとなくコの字で掛けられたから良しとすると腑に落としてもらうしかないだろう。
本来なら神前幕の左右は垂直に落ちているほうが綺麗な掛け方なんだけど、コの字のときには難しいし、だからってワンサイズ大きなものを選ぶとこれはこれでおかしなものになってしまう。
幕板の内側に取り付けるはずなので棚板の横幅、奥行きを考慮して寸法を選んでみてください。
コの字掛けはホコリ対策にはバッチリです、それと神棚の日焼けね。
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興味のある方は是非ご覧ください。