前面側面掛け(コの字掛け)は無地以外を使うと失敗をする 無地一択
来年はどのように神前を整えてみようかと、そろそろ思案の為所の人たちもいるかと思う、神具の並べ方、置き方に少しばかりの変化を加えるには絶好のシーズンですよね。
祓串を加えてみるか、幣束立てなんていいかもとか、アレンジをしていくと長続きするのは周知の事実かと思う。
そんなアレンジしている神具の中に神前幕がある。
掛けるだけでしょ? と言われればそうの通りなんだけどね、その掛け方が一様ではないことに気づくと、面白みも増してくる。
ただ、棚板のようなものがないとできない掛け方というものもあって、今回紹介をしようかと思っている「前面側面掛け(コの字掛け・囲い掛け)」の場合には、サイズ選びと柄選びで失敗をするとできないので、その部分を理解して欲しい。
まず、前面側面に神前幕がくるように掛けるので、サイズは前面の寸法と側面の寸法x2の長さが必要になる。
例えば、幅60cmの棚板で奥行き30cmであれば、、、60+30x2=120。
横幅120cmの神前幕が必要になる、実際はそれプラス数センチかな。
だから、幅60cmの棚板に囲い掛けをしたければ、120x36というサイズのものを選ぶだけということです。
ただし、側面まで掛けたいときには、自ずと神前幕は大きくなってしまうので、下がり寸法が長すぎてしまうこともある。
そのときには・・・カットして下がり寸法を合わせてもらうしかない。
あくまでも前面側面掛けは例外的な使い方かな。
そして、囲い掛けで大事なことがもうひとつ・・・それは無地以外ではしないこと。
これを知らない人が多くて、なんだかおかしな神前幕になってしまうことがある。
基本、神前幕というものは前面だけに掛けるように作られている。
そのため紋付きの神前幕は前面に掛けた時に良い位置にくるよう配置してある。
それが側面まで掛ける・・・大きくなる・・・紋の位置が離れていく・・・結果、おかしな神前幕になる。
そして神前幕の掛け方で失敗をしている人が続出している内容が下記になるので、前面だけ掛けるときには特に注意してね。
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