コの字に掛ける(前と横)場合には「無地」だけ
神前幕の掛け方については過去に何度も書いているけど、誰もがブログというものを読むわけでもないので、おかしな掛け方をしていても気づかないことがあるのはしかたがない。
今年もインスタグラムで自分の「神棚」をあげている人たちが多かったけど、いろいろな祭り方があるんだなという参考になる。
ところで、神前幕を掛けるとき多くの場合には「前面」だけなんだけど、前面と左右にまで掛けておきたいこともある。
そのときには「無地」だけ選んでおくこと。
紋付きの神前幕は前面だけを基準に作られているので、左右にも掛けたい場合には奥行きの2倍の寸法を足した長さのものを選ぶことになるよね、そうすると当然ながらより大きな神前幕を選ぶことになるから紋の位置も離れるわけだ。
コの字掛けをしたいとき紋付きを選ぶと目が離れたような神前幕になってしまうので避ける、注意してねなんて言い方ではなくて「避ける」「選ばない」ということです。
コの字掛けは無地ならOKということ。
このコの字掛けは格好良いんですよ。
ただ、紋付きが欲しいときには先に書いた理由で避けるし、棚板に幕板がないと逆に格好が悪くなるから、棚板に幕板がることが大前提。
幕板を後方から支える左右軸の内側に掛けておくから場合によっては左右軸に装飾などをしてあると尚結構という具合かな、棚板の種類によっては前面に軸が2本ある場合もあるけどね。
前面に2本の軸があるような棚板の場合には、後方に板をつけてから神前幕を掛けておくとコの字にしたとき綺麗に見えます。
後方から2本の軸があるようにするという感じ。
コの字掛けにしておくと神棚のホコリ対策にもなるから、一度やったらコレ良いねということになるかもしれないな。
でも、幕板がないのに天井に画鋲で挿して固定する方法だと見栄えが悪いからそれはしないほうがいいかと思う。
神前幕 京友禅特選 無地 前面掛けなら幅120cmの棚板に最適
https://store.shopping.yahoo.co.jp/omakase-factory/kamidana3106.html
興味のある方は是非ご覧ください。