強さを求めるなら引目織り 感触を求めるなら双目織り
耐久性があるほうがいいと一概にも言えないのが上敷きというものなんだけど、一年でボロボロになってしまうような環境は家庭の中にはないかと思うので、一般的に双目織りという織り方で作るものが上敷きというものになる。
双目(もろめ)織りは、引目(ひきめ)織りより柔らかい。
サイズオーダーで作る場合、同じサイズの上敷きを作っても同じ藺草で作る場合もあれば、織り方に応じて藺草を変えることがある。
双目織りには双目織り用の藺草を使い、引目織りには引目織り用の藺草を使う。
こんなことは利用する側が知ってもしょうがないことなんだけど、織り方が違うと使う藺草も違うということを知っておいても損はありませんよね。
っで、双目織りで作ろうか、引目織りで作ろうか・・・迷うことがある。
双目織りというのは引目織りに比べると柔らかく織ります。
そのため藺草もそれ用の藺草になるわけ、引目織りの藺草で双目織りの上敷きは作れないし、双目織りの藺草で引目織りの上敷きは作れない。
引目織りというのは畳表の織り方です。
畳ってなんだか表面が堅いと感じたことありませんかね、足で擦ってみてもガザガザしているというか、丈夫そうなんだけど堅いさがあるみたいな。
い草上敷きは基本、双目織りで作るのには訳があるということなんです。
素足の感触、足袋、靴下での感触が良いのは双目織り。
人の往来が多くて、藺草が擦り切れてしまいがちな場所なら引目織り。
大別するとこんなイメージで伝えるのがわかりやすいかと思う。
商売をしている場所なら引目織りの方を使うことが多いかな。
居酒屋でも割烹でも和室があるところなら畳のままだと痛みが激しいから、上に一枚敷いておくことがある、そのとき何も知らないでオーダーをするのと、今回のブログのような違いを知ってからオーダーするのとでは違う気がする。
引目織りの上敷き ランク9 江戸間6畳相当
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興味のある方は是非ご覧ください。