ヘリを選んで品質を選ぶ 昔は当たり前だった特注製作のゴザ
サイズや体型に合わせて作ることが贅沢になったのか、既製品に慣れてきたのか、人の考え方はころころ変わるけど、高いものでは住宅まで既製品で選んでしまう時代です。
い草上敷きなど既製品で十分だ、わざわざ既製品より高い価格で買うこともないと思いたくもなるけど、実際、おまかせ工房ではサイズオーダーで作る人のほうが圧倒的に多い。
知っている人は知っている、、、わかっている人はわかっている、、、そういうジャンルの商品なんだろう、若年世代ではまだまだ手を出すものではない。
高校生が「い草はね・・・ござってさ・・・」など言うはずもなく、まだまだ遊び盛りの年頃にはそれに合ったものがある、家の中の話に興味などない、まずは自分の身の回りということだね、それでいいのさ。
ところが世帯を持ち始めると変化が起こる、一皮むけるなんて言い方もある。
次第に余裕が出てきたら「好み」を出せるようになる、選べるとも言う。
いろいろなものを選べる、生活の節々で選択肢が広がってくる、こうなってくると自ずと知識が増え見る目が養われてくるから不思議だ、同時に付き合う仲間も変わってくる。
部屋に合わせたものを選べる、自分の好みを出せる。
昔は当たり前だった買い物の仕方だった上敷きござ、今でもそうだよ。
ただ、すぐにはできない、2週間ぐらい待ってもらいます。
注文残があるので順番で作っています。
上敷きには大別して「双目織り」と「引目織り」がある、もっとあるけど双璧としてはこの2種類かな。
どれも同じだろうと思う人はその違いを知らないんだと思う。
この2種類は全く違う。
織り方は当然違う、そして、使うい草が違う、さらに使う量が違う。
双目には双目に合ったい草を選んで作るし、引目には引目に合ったい草を選んで使うわけなんだけど、使う量は引目のほうが多い。
わかりやすく言うなら、、、柔らかいのは双目、堅いのは引目。
同じ大きさにい草をギュッと詰めてあるのは引目のほう、だから堅い、言い方を変えるならより丈夫とも言えるけど、足の裏の感覚が全く違うので好みになる。
同じ畳数の上敷きを持ち上げるだけでも双目と引目の重さの違いはすぐにわかるんだよ、引目のほうが重たい。
引目織りで作るランク9の上敷きサイズオーダー 江戸間6畳相当
https://store.shopping.yahoo.co.jp/omakase-factory/goza-order-008.html
興味のある方は是非ご覧ください。