紋付きは正面に掛けることを想定して紋位置を決めてあります
神前幕を常時掛けておく人もいれば、時期を決めて掛けておくこともあって、多くの場合には「常時」だと思うけど、正月と例祭のときだけということもあるかな。
前提として「正面」だけに掛けておくように作ってあるのが神前幕。
しかし、棚板などで祭っている場合には左右に伸ばしたように掛けておきたいこともあるでしょう。
そのときには・・・無地にする。
奥行き寸法を加算しておおよその長さを決めるわけなんだけど、ピンピンに張ると神前幕はカッコ悪いから緩く張るわけね、そのための「遊び」寸法は考慮する必要がある。
例えば、90x36と書いてあるのは幅90cmの棚板の正面に掛けるのに最適な寸法です。
幅60cm奥行き30cmぐらいの棚板であれば正面左右に掛けられるということ。
ただし、紋付きでコの字掛けをすると紋の位置がずれてしまってこれまたカッコ悪いから無地だけにしておきましょう。
この場合の神前幕の長さは95cmぐらいですね、この5cmが「遊び」ということ。
この遊び部分がないと中央を赤紐でたくし上げたとき綺麗に張らないんです。
だから、神前幕というのは昔から棚板の幅で選べるように寸法がほぼ決まっている。
神前幕を天井に画鋲で留めるのは、、、これはやり方を変えたほうがいいと思う。
普通は棚板であれば「幕板」があることが前提なんです。
この幕板部分を使って内側に停めておく。
幕板がない、、、、そんなときには幕板付きに取り替えたほうが長い目でみたらいいと思うな、もしくは、後から取り付けるか。
ただ、これも後付けの幕板は左右にはみ出すから支え軸に凹み状に切り込みを入れてははめ込んで・・・・・と軽いDIYができる人ならいいかもしれない。
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