神棚 上敷き 簾の専門店 おまかせ工房 ブログ

おまかせ工房のブログ 商品をわかりやすく説明しています。

上敷きは双目織りが基本 引目織りは耐久性が必要な場所に向いている

引目織り=糸引織り など呼び名が各地で違うこともある織り方の名称

使う側であれば高い安い、良い悪いで選んでくれればいいかと思うけど、作る側、取り扱う側がそれではちと頼りないわけでして、あれこれ知っているからこそ人に薦められるもの、代わりのもの、適材適所のものを紹介できるわけだ。

 

い草上敷き、畳にも織り方というものがある。

同じい草を使ったとしても、その織り方次第で堅さ、耐久性、曲がり具合、足の裏の感触などが全く別物に出来上がる。

さらに、織り方を変えれば使うい草も違う・・・ここの部分を知らない人が多いかも。

 

い草上敷きは「双目織り」「引目織り」で作るのが主になる。

双目=もろめ、引目=ひきめ、と読みます。

 

っで、その2種類でも実際に作られる商品の比率が全然違います。

双目8割、9割、引目が残り、、、そんな感じ。

要するに、い草上敷きというものは双目織りなんですということなんだけど、引目織りがあるのはその用途があるからなんですね。

この双目織り、引目織りを知ってから選んでみると、どっちがいいのかな、というもわかってきます。

さらに、他の種類で織り上げるものも下記の通りあったりするわけなんですが、ほとんど工芸の領域になったりするので、極々普通の生活をしている家では見かけることはないかと思う。

 

藺草大図鑑】より抜粋

い草の織り方

い草の織り方

正直なところ、こんなこと知らなくてもいいんだろうと思う。

中身の話ということになる。

でも、へぇ~いろいろあったんだぁ~、と思ってくれれば書いた甲斐があるってもんだ。

 

上敷きには縁がつきものなんだけど、縁無しのゴザもあるし、そんなゴザのことを耳組なんて言うんだけど、今では特殊な上敷きになるかと思う。

 

い草上敷きの縁の加工の種類

い草上敷きの縁の加工の種類

縁の加工方法も畳とよく似ている、ただ、全四方縁と四方縁はい草上敷きでは「四方縁」と言う。

そして、四方縁で作るのがい草上敷きというわけ。

他の縁加工で作るのは特殊な場合だから、店頭に並んで販売しているような流通の仕方では販売されていないと思う。

ポリプロピレン敷物とはい草の敷物は違うわけだ、ポリプロピレン敷物は二方縁(天地縁)になるかな、ここでも単語がいろいろあるからややこしいよな。

 

 

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引目織り(糸引織り)で作る上敷き ランク9のい草 江戸間6畳相当

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興味のある方は是非ご覧ください。