本格的な海老錠を一発で予行練習もせずに開けられる人はいない
海老錠というものがある、神道の世界ではたびたび登場してくるカギの一種なんだけど、これが少々難儀な行為を導いてくるから曲者と言われる。
自分しか居ない空間ならガッチャと一発で開けられるものが、祭事のような人がまじまじと開閉を直視しているときにはどういうわけか全くあけられなくなる、とても摩訶不思議なカギなんですね。
だから、祭事の前には外しておきましょう、、、という話になる。
ガチャガチャ♪ ガチャガチャ♪ あれ? 開かないぞ ガチャ♪ ん? 開かない。
こんな場面が頻発してしまう、実にカッコが悪いというかバツが悪い。
家族だけならまだしも神職同席の場面なら尚更だろう。
やや簡易的な海老錠であればピンを差し込めが開く、これで開けられない人はいない。
そのもう一段上にある本格的な海老錠をしたものになると練習が必要になる。
練習といってもそんな難しいことはない、ただただヤルだけ。
コツがあるからそれを身につけてしまえばいいのさ。
開閉の構造を頭に浮かべつつ、、、サクッと開けてみせましょうよ。
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神職も勝手知ったることだから、御霊舎に海老錠が付いているのを見かけてしまうと、部屋に入室したら開口一発「海老錠は先に外しておきましょうか」と言います。
どういうわけだか、この海老錠というカギは人前で開けることができない。
落ち着いたときならサクッと開けられるんだけどな。
開けられないから他の誰かが代わりに開けようとしても、これまた同じガチャガチャの連続になる、次第に笑いが起きてくるからね、まぁ、にこやかな場なんだけど・・・ちょっとサマにならない。
海老錠の開け方をもっと詳しく知りたいときには、検索をしてみてください。
大掛かりな海老錠、このような祭具として使う海老錠などいろいろなパターンがあるけど、今どき海老錠を使って門塀を開閉するのは神社仏閣でもそうそうないから、実生活向きのカギではありません。
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