神前灯篭の世界はプラスチック製か木製かの二択に近いものがある神具
神具、仏具の商品もプラスチック製品がじわじわと増え始めてきているので、この大きな流れは止められそうもないね。
一番の原因は職人不足なんです、造り手が絶対的に不足している。
そのため成形品で大量生産をして、安さで誤魔化すしかない、誤魔化すって言葉が悪いけど、本当は桧で作るべきものをプラスチックにしてしまうのだから、作る側、売る側、買う側の三者の合意みたいなことなんだろう。
プラスチックで作れば二千円、木製で作れば二万円・・・こうなる。
お盆のときに出す盆提灯の世界はさらに酷いようでして、常時使わないようなものだから費用はかけたくないということらしい、当然、利用者が減れば生産者も減ります、自然の成り行きなので、これも時代の流れなんだろう。
しかし、いつかは使いたい、置きたい、使うならこっちなんだか予算が・・・という具合になりがちなのが神前灯篭の世界。
祖霊舎など高額な神具がある場所では木製灯篭を当たり前に使います。
神棚だとうちの神棚より高い、、、ということにもあるかもしれないので、全体のバランスから考えて選んでみてください。
ならば一層のこと自作をしては? という考え方もある。
この木製灯篭の領域になると、DIYという世界より工芸に近いものがある。
必要なことは工具とヤル気があれば、それと素材かな。
電動工具を使って作るDIYばかり頭に過ると、工芸の領域に入ってくるのでできないかもしれない、やはり、ノミ、カンナなどの手工具の扱いに慣れていないといけない。
ついでに書いておくと、電動工具から始めた人は手工具を使えないことが目立つ。
「最初は手で作れ」と言われないと、こんな面倒なことをして時間ばかり費やすのは得策ではないと考える、修行も師弟関係もないと手工具で作る時代でもない。
手工具は下準備と手入れが必要になるから、扱いが電動工具より面倒なんです。
ノコギリとカンナとノミ(彫刻刀でも可)があれば木製灯篭は作れますから、自作派志向が強い人はチャレンジしてみてください。
尾州桧の木製灯篭 大型サイズ 国産神具を使おう
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興味のある方は是非ご覧ください。