い草の切り口に布テープなどを貼ってから補修用ヘリテープを使う
まず先に伝えておきたいことは、普通のゴザの場合には斜め切りはしないというのが大原則で、それでもどうしても普通のゴザで斜め切りを行いたいときには何をするべきか、、、という話。
とても良い参考例があるので、まずは画像を見て欲しい。
これは普通の上敷き。
そして蹴上がりになっている空間の上にい草上敷きを使っているけど、矩形のような形ではなく角が落ちている状態の部屋。
周囲は木枠でしっかり作られていて、このような空間が部屋の中にあるご家庭もあるかと思うし、逆に囲炉裏を置いている空間、掘り炬燵のような凹んだ空間などいろいろある。
ともかく部屋の一区画だけ和空間にしてインテリアを楽しんでいる場合だね。
そのような空間では基礎に対して敷物の形状を変えないといけないこともあって、そのため畳などでは特注になるのでとても高いので畳替えをしない方向で上敷きを使うわけです。
畳替えの頻度をドカーンと落とせるので、い草上敷きはよく使われるし両面使えるので経済的なんです。
っで、普通の上敷きで角加工をする場合には縦横でカットが基本なんだけど、画像のよう斜めにどうしてもしなければならないときもある。
斜めに切るということは、い草上敷きは経糸が入っている方向を切断するのは避けられないので、その切り口には必ず布テープのような粘着性の高いテープを縁の幅より短くしおて貼り付けてから、補修用ヘリテープを化粧として上から被して貼って完成になる。
かならず切り口は二重に補修するということかな。
そして上敷きの鋲を挿しておくことも忘れないこと。
今回のような木枠の場合には・・・上敷き鋲は使えないので木枠外で挿してあるけど、問題ないときにはいいでしょう。
ただ、掘り炬燵のような場所では足を入れるとき引っかかって剥がれてしまうことも考えられるので、そのときには木枠であっても上敷き鋲を挿しておくほうがいいでしょう。
針より若干細いドリルで穴を空けて上敷鋲を押し込む感じで挿します。
上敷鋲(カーペット鋲)は頭が円形になっているので滑りますよね、だからクギなど頭の出ているものは危険なので頭にカバーがついている上敷鋲を使う。
この作業は慣れた人にやってもらうことです。
あっそうだ、、、切れっ端には縁を付けて花瓶の下敷きとかにもできますよ。
他にも使いみちが見つかるかもしれないので、ヘリを付けてみるのもいいでしょうけど、縫い合わせてあれば丸めることも可能だけど貼り付けただけでは丸められないので平面使いで何かアイデアが見つかるはずです。
ござの縁を直したい ござの寸法を変えたいときに使う補修用ヘリテープ
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興味のある方は是非ご覧ください。