神棚でも使う御幣 霊璽としても使う御幣 幅広く使われる神具
御霊・霊璽と聞くと神道を思い浮かべることになるでしょうけど、その中で「御幣」というものは意味合いが幅広くて、いろいろな場面で登場してくるから、時代劇でも出てくることがあるかな。
時代劇と言っても、戦国時代を描いた武将物のときに、御幣、金幣芯などの祭壇が登場するぐらいで、江戸の町民を描くときにはまず出てこない代物ってわけだ。
御霊代とかいろいろな意味が含まれてきて、形代もそうなんだけど、場面に応じて解釈が違うから、最終的には自分で考えてくれということになる。
神道で言う霊璽という意味になれば、これはご先祖様の霊しかない、仏教で言うところの位牌に当たる。
そのための御霊が下記にあるものなんだけど、その中で御幣だけは汎用性があって、それこそ決まりがないので、神棚でも使われるし、単体で置いておくこともあるし、なんとも言いきれない神具になる。
御剣型も神棚においてあることがあるかな、でも、御幣より少ないはずです。
ともかく、御幣については人それぞれ解釈が違うから、十人十色の考え方で使われていてもなんら不思議なことではありませんね。
錦覆付 | 檜角型 | 操出型 | 御剣型御幣付 | 御剣型 | 御幣 |
高さ4寸 | - | 高さ4寸 | - | 高さ4寸 | 高さ4寸 |
高さ5寸 | 高さ5寸 | 高さ5寸 | - | 高さ5寸 | 高さ5寸 |
高さ6寸 | 高さ6寸 | 高さ6寸 | 高さ6寸 | 高さ6寸 | 高さ6寸 |
高さ7寸 | 高さ7寸 | 高さ7寸 | 高さ7寸 | 高さ7寸 | 高さ7寸 |
- | 高さ8寸 | 高さ8寸 | 高さ8寸 | 高さ8寸 | 高さ8寸 |
- | 高さ9寸 | - | - | - | - |
御剣と御幣が合体している御剣型御幣付きを紹介すると、画像のように手前に御幣がきていることがわかる。
紙垂はもっとも簡単なものを作って挿しているだけなので、実際はもっと凝ったものを自作して使うことを薦めたいな。
紙垂は凝りだすと止まらない・・・本当ですよ、紙、形、付属品など紙垂製作者の腕の見せどころなんです。
っで、神棚で使うならこのまま使えばいいし、霊璽として使うなら名入れをすればいいので、名入れは神職のお仕事だから手書きで書いてもらってください。
機械文字では味気ないぞ、というか、普通の神職なら文字の練習ぐらいしているはずです。
御霊 御剣型御幣付き 高さ6寸 尾州桧
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興味のある方は是非ご覧ください。