さらに、白くない雪洞は雪洞ではない 白くてぼんやりしているから雪洞
「雪洞」のお話ですが・・・まず読めませんよね、「ぼんぼり」と読む、いや、読ませるわけだ。
この漢字、、、どうみても冬です、かまくらか? というぐらい寒さが漢字になって現れて表に出ている。
神道の世界は雪洞は馴染み深いし、仏教でもよく使う明かりとり。
パッと明るいものは雪洞とは言いません、明るすぎるものは有りません。
ぼんやり見える、薄暗いライト・・・それが雪洞。
さらに、火袋は白色・・・これじゃないと雪洞にならない。
まとめると、、、薄暗い白い火袋のライト、、、それが雪洞、、、ってそんなものは約に立つのか? と自問自答したくなるけど、そういうものだからしょうがない。
高さだけが違うわけではないので、軸を切って高さを合わせているものではありませんので、後から高さを変更することはできない。
脚は一体化しています。
それと、稀に雪洞のサイズオーダーの問い合わせがあるけど、うちではしていません。
どうしてもという場合には個人の職人を探して依頼してみてください。
雪洞屋なんて専業の事業所は無いと思うから、建具屋あたりであれば出来そうな、、、いや、ジャンルが違うかな、それか超高等テクニックを持っているDIY愛好家とかが有力だろう。
提灯屋も問い合わせの候補に上がるかな、でも提灯屋だと素材が違うからな、依頼分だけの素材を入手する時点で難しいかもしれない。
工芸作家レベルでは作品になってしまいそうで値段がどうなるかわからない。
どうして個人レベルなのかというと、その人の判断で作るか作らないかを決めるぐらいの内容だからなんです。
つまり、臨時も臨時、超臨時の飛び込み企画で仕事が成り立つのは、個人の運営者しかできないだろう、それか予算関係なしという依頼ぐらいか。
実際、ぼんやりと書いてはいるものの、現代の雪洞はロウソクの炎のような薄暗さではないから安心してください。
大昔はロウソクだったわけでして、まぁ、雰囲気としてはロウソクに軍配が上がるんでしょうけど、実用性に欠けてしまうから今では電球です。
しかし、この火袋から雪の洞を思いつくものかね?
命名した人の感性なのか、時期なのか、物思いにふけっているときふと思いつくのか・・・真相は定かではありませんが、昔々から雪洞はボンボリと読むので、それでいいのだと思います。
文にしたためただけで全国に広めたのか、口伝えだけで広まったのかは知りません。
雪洞は山ほど売れるものではないので少量生産をしています。
そのため在庫が切れることがあります。
そのときにはすぐに連絡を入れます。
雪洞 高さ2尺 十文字台 日本製
https://store.shopping.yahoo.co.jp/omakase-factory/bonbori003.html
興味のある方は是非ご覧ください。