切った部分には「補修用ヘリテープ」を貼る そして上敷鋲を挿して完成
い草上敷きを和室で使うとき画像のような状態になっていることがある、何の変哲もない和室のゴザだと思うかもしれないが、「折り曲げ」状態で敷いているところが見過ごせないわけです。
よくあるはず、買ってきたゴザが大きいことは珍しい話でもない、全て部屋が日本家屋の間取りで作られていないのが原因なので、量販店やホームセンターを責めても何もなりません。
安易に折り曲げておくとカーペット鋲が抜けます。
鋲が抜けたら音や光で教えてくれないので、そのカーペット鋲は転がっている。
この鋲を踏んでしまうと危険だから、折り曲げで使うのは避けましょうか。
おそらく他人事のアドバイスを受けた人ならば、折り曲げていいんだなと思いがちだと思うので、それは真っ赤な嘘を教えられたようなもの。
すぎに折り曲げ部分は切り落として、補修用のヘリを付けておくことを強く薦めています。
こういう作業を伴うアドバイスは「やる気」が湧いてこないとなかなか作業に取りかかれないこともあるだろうけど、下にあるYoutube動画で作業の工程を説明しているのでまずは見てみてということかな。
難しい話は一切ありません。
い草は織物だから向きというのがある。
ザクザク切れる感覚で作業をするのが縦方向、そして、経糸を切っていく感覚で作業をするのが横方向。
縦方向も横方向も定規のようなものはいらない、い草の目に沿って切れば綺麗に切れるけど、経糸を切る横方向の場合には少し長めに切ってから「い草を抜き取る」感じで寸法を合わせていくといい。
さらに経糸を回し込むようにセロテープなどで留めていくと尚良いけど、そこまでしなくても大丈夫だから、まずはやってみることだと思う。
和室でゴザを使うときには四隅のみならず、タンスの手前などにヘリがしっかりきていると見た目がとても綺麗な敷物になる。
タンスの下に敷き込むなら手前で切って補修用ヘリテープを付けると、家具の移動も必要ないし見た目も綺麗だしこのようにして敷くのが本来の敷き方です。
この補修用ヘリテープは専用品です。
い草上敷きを前提にして、両端折り済み、中央折り済み、20メートルまで一本巻で届けているので、縫い合わせていくことが家庭ではできないからとても便利な修理向け素材だと思う。
上敷きのヘリは仕上がり状態で約1寸幅、、、約3cm幅になります。
ヘリ自体は8cmほどですけど、両端を1cm折り、中央出しをするのでそうなる。
稀に極太のヘリを探している人がいますが、規格外のヘリは持ち合わせていませんから、上記の6種類の中から選んでください。
補修用ヘリテープ No.5
https://store.shopping.yahoo.co.jp/omakase-factory/heri-005.html
興味のある方は是非ご覧ください。