緩い状態で張ってたくし上げて調節するのが神前幕の掛け方
こういう仕事をしているとどうしても目が向いてしまうんだけど、神前幕を掛けるときにパンパンに張っている神棚を見かけることがある。
左右キッチリの状態で見た目はビシッとしているから、几帳面な人はそのほうがいいかもしれないけど、このビシッという場合には中央で紐房を使わないときだけにしておくといいかもしれない。
ただ、ほぼ中央の紐房を使うことになるだろうから、左右パンパンに張ってしまうのは避けようか。
パンパンに張って中央でたくし上げると画像のようになります。(二枚目参照)
図で描いてみたんだけどわかると思う、下の左右が内側にきてしまうわけだ、実は結構見かけたりもするから、どこかで神前幕を見かけたらそうなっていることがあるはず。
神前幕というのは少し緩めに掛けておくとカッコいいですよ。
基本的に神棚で使う神前幕は「棚板」のために作られていて、その棚板の「幕板」と言われる部分に掛けておく。
棚板によっては「幕板」がないことがあるので、その場合には幕板を付けておくか、取り替えるかすることになるけど、天井に画鋲で止めてしまったり、紐を天井に吊り下げてそこに通してみたりすることもあるけど、これも見栄えが悪いと思うから幕板必須と考えていいでしょう。
もうひとつ、神前幕の掛け方として「コの字」に掛けておきたいこともあって、正面と左右に掛ける感じで使いたいときだね。
これは汚れや電気ヤケ対策などのこともあるし、覆っているように張るやり方。
この場合には正面と左右の寸法を足したものを選ぶのは誰でもわかる、ただ、紋付きは避けるほうがいいと思う。
神前幕は基本、、、正面掛けを前提に紋の位置を決めてあるから、コの字掛けをするときには大きなものを選ぶので紋の間隔も広がります。
ということで、コの字掛けをしたいときには「無地」を選ぶと良い感じに掛けられますからそうしてみて、さらにもし下がり寸法が長すぎたときには切れるから調節してみて。
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