最上段高さ150cm(5尺)で作ることが多いです
今年も数多くの八足台を作らせてもらいました、年内仕上がりは12月第一週で締め切っているので後は全て来年の納品分になります、これから注文をされる場合には楽しみに待っていてください。
あれこれと話をしながら作ることもあって、初めて作られる場合には心配もあるだろうし、特に寸法をどうしたらいいのか? という点は気になるようです。
そもそも八足台(八脚案)は既成品という考え方がありません、全てがサイズオーダーであり、一段式なら幅と高さだけで済みますが、二段式、三段式となると段差を考えないといけない、この段差がどの程度がいいのかが悩みどころのようです。
既に持っているものを取り替えるために当店を利用してくれた方もいました。
手元にある八足台が一枚物の天板ではなかったようでして、価格だけで選ぶと繋ぎ合わせた素材で天板を作ったものになることが多いようでうが、基本的に八足台で使う天板というものは一枚物になりますので、ちょっと値が張るけど・・・まともなものを選ばれたほうが先々良いと思います。
おまかせ工房では二種類の素材から選んでもらい作ります。
1つはスプルース(北米産桧)、もう1つは国産桧。
この2種類は価格が全く違います。
桧は八足台に使うような素材の切り方をするととても高いので、今は仕事で使う人たちでも北米産桧で作っていくことが増えました、というか半数以上が北米産桧で作ります。
家庭で使う場合には北米産桧が9割ってところですかね、とても綺麗な素材で何年後には国産、北米産の違いは感じられないと思います、最初だけは国産桧のほうがやや黄色く、北米産桧は白いと感じます。
神棚を置くために従来の天井付近に取り付ける棚板とは祭り方をちょっと変えて、目線からちょい上あたりにくる感じで八足台を使い神棚設置台としての利用が多いです。
そのため高さを5尺(150cm)で作っておくと、そこへ神棚を置いて総高2メートルぐらいになる。
このような高さで作っておくと、お供えのとき踏み台に乗らなくて済む、腕を挙げなくて済む、要するに年齢的な弱点を補うわけですが、それ以前に一度は八足台を使って神棚を祭ってみたかったという思いのほうが強いのではないでしょうか。
見た目が・・・・最高潮です、見とれてしまうような祭壇になるわけです。
おまかせ工房では八足台を作るとき、脚の固定方法で「固定式」と「組立式」に2通りで作れますが、高さ3尺(90cm)を超える場合には100%組立式で作ります。
頑丈さで言うなら組立式のほうがある。
固定式の脚の組み方で3尺超えの脚にすると天板と脚の組部分に力が加わって、緩みや破損することがありますので絶対に作りません、ということで固定式は高さ3尺未満という寸法です。
とは言うものの、ほとんど組立式で作りますね。
扱いが楽だし、出し入れするとき固定式だと大きすぎる。
固定式で作ったとき脚の抜き差しは普通しません、この抜き差しを繰り返すと木と木が擦れて隙間ができるのでグラグラしてきます、そのため普通は一回はめたらそのままということです。
家庭で使う場合でも組立式を薦めています。
本格派な八脚案 一段式 二段式 三段式 組立型の八足台
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興味のある方は是非ご覧ください。