神前幕を張るべきか御簾を掛けるべきか思案のしどころ
横長の御簾は使うところが若干幅広くて、箱型の神棚のときにはよく使いますね。
棚板に幕板が付いているときにも使うことがあるんだけど、この場合には神前幕にしようか御簾にしようか迷う。
裏側から取り付けられるとき使う。
直接壁のようなところには掛けない、表側ではなく裏側に取り付けるのが基本です。
神棚を思いっきり眺めたいときには不要、これは人それぞれの世界。
平安絵巻でも眺めているとわかるけど、若干隠しているよね。
すだれを使って一面隠して向こう側が見えるか見えないかのような掛け方は相当位が高い人の場合で、声だけ聞こえるみたいな環境を創り出すわけだ。
寸法としては中吊り寸法なんだけど、人間で言うと顔が見え隠れする感じ。
チラリズムは神秘性を増すから遮断するわけでもなく見えるんだけど見えづらい環境を御簾は創り出す道具です。
おまかせ工房で取り付けるときには小さなクギを使ってしっかり留めます。
以前、両面テープで留められる?と聞かれたことがあるけど、それは使わない。
房の部分が出っ張るから小さなクギじゃないと留められないと思う。
そのためのクギは何本かつけておきます。
2箇所で十分です。
問題は自分で取り付けるときなんだけど、棚板の幕板って何種類か形式があって、手前に支え棒が縦方向に二本あるときには端から端まで掛けられないかもしれない。
その場合には支え棒の裏側に取り付けることが多いかな。
ここには御簾は付けないよ、使わないよって事を書いておく。
それは屋根の下。
ここには付けないからさ、これも昔聞かれたことがあるんだ。
御簾(みす)・・・すだれですが「みす」と言います。
https://store.shopping.yahoo.co.jp/omakase-factory/misu003.html
興味のある方は是非ご覧ください。