海老錠(蝦錠) エビジョウは必需品
神社錠というジャンルがあるんだけど、ほとんど興味がないかもしれないし、どれもこれも同じものだと思うかも知れない、嗜好品と言えばそうなる。
この神社錠には大別して2種類ある、「海老錠」と「船型錠」。
一般的に祭壇などは海老錠を使い、社殿では船型錠を使う傾向があって、凝らし方が違うのでなんとなく海老錠のほうがマイルドな錠前に感じるし、船型錠はガッチリしている感じを受けると思う。
今、その錠前を付けない御霊舎などもあるようで、昔は当たり前のように取り付けていたんだけど、コスト、コストと叫ばれる時代だから端折れるものはどんどん無くすということで錠前なしの御霊舎が目立ってきてしまった、取り付けない分安くなる。
この錠前のことを「しゅのぎ錠」って言うんだけど、漢字で書くと種潮器?かな。
これにはちゃんと意味合いがあって、社を守るということね、社(やしろ)。
だから、普通は御霊舎にも付けておくわけだ。
御霊舎に付けてあるものは小さなものだから価格的にも無理がないと思うので、そういう基本的な部分は無くさないで祀っておきましょうよ。
大きな海老錠や船型錠はとても高価なものです。
神道の製品は白木の無塗装になるから、家具ではないので塗装はしません。
ウレタン塗装とか普通はしない、しかし、現代版の御霊舎は家具調にしてしまって大量生産へ移行しているので、そういうものもあるというだけの話です。
塗装をしてしまうと生地素材なんかどうでもよくなってしまうので、安く作れるということです。
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