ケヤキは重たい素材 ヒノキとは全く重みが違います
寺院の大黒柱にケヤキを使っている歴史的建造物も現存しているから、あの太い柱に手を回してみたことがある人もいるかと思う。
現代でそんな大黒柱にするような直径1メートルぐらいの素材は日本にあるのかね? ともかく樹木の成長は時間がかかるから、素材の入手が年々困難になります。
木目って一言でいってみても、夏目、冬目があって、切り株などの断面を見ると夏は成長が早いから木目の薄い部分が夏目、濃い線状になっている部分が冬目と誰でもわかる。
だから、年輪が計算できるわけだ。
ヒノキなどは濃さが薄いけど、ケヤキはその冬目が濃いのも特徴かな。
そして、ケヤキは重たい。
重たいなんて書くと程度の話になるから、もっと定量的なことを伝えるほうがピンとくるかもしれないが、同じ大きさのヒノキの神棚と比べると、持ち上げてすぐにわかるぐらい重たいんですね、それがケヤキという素材。
ここで注意をしておく、、、新欅というのはケヤキではありません。
新欅とかケヤキ風とか書かれているかと思う。
重さも違うから、業者なら見ればわかるだろうけど、ともかく別物の素材です、タモ材かな?
木目がケヤキに似ていること、そして、ケヤキの神棚が高いということで新欅・ケヤキ風の神棚も作られているようです。
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ヒノキで作る神棚のほうが主流になっていて、ケヤキの神棚はどこの事業所も生産量としては減っているはずです。
でも無くならない・・・つまり、ケヤキの神棚が必要という人たちもいるわけだ。
バリエーションとしてはヒノキ素材より圧倒的に少ないし、作る側も相当種類を絞っているはずです。
おまかせ工房でも屋根違い三社、通し屋根三社の小型サイズ、大型サイズの4種類だけになっているので、ある意味、これからは貴重な神棚になっていくことでしょう。
なお、銘木と言われるものは他にもあって、黒檀、紫檀、鉄刀木などで神棚を作りたいなんて考えている場合には、趣味の領域になるので自作を楽しむ人しか作らないと思います。
欅だけは昔から神棚があるから継続しています。
ケヤキの神棚 屋根違い三社 中型サイズ ※「新欅」という商品は別物です
https://store.shopping.yahoo.co.jp/omakase-factory/kamidana00105596217918.html
興味のある方は是非ご覧ください。