霊璽だと手書きが多い 位牌だと機械入金が多い 神仏の違いではない
名入れすら避けている神職だと・・・なんて書き方をすると怒られてしまうかもしれないが、普通は文字の練習ぐらいしているもんなんですよ、そういう職業を選んだのだからそれぐらいヤレってことなんです。
字が汚い神職なんていない、、、と言いたいところなんだけど、実際はね、なかなか完全な人間なんかいませんよ。
でもね、一般的に霊璽は手書きがまだまだ多くて、しっかりした人に当たれば、しっかりした字で名を入れるわけ、だって、書くだけだよ、書くだけ。
仏教の位牌の場合には業者がチャチャと印刷するし、神道でもチャチャが無いわけではないんだけど、正しくは墨で書きます。
文字を機械で彫って入れてしまう機械を業者が持っているとそちらを使うかな。
位牌と霊璽は塗装をしているか無塗装かが決定的に違う。
位牌だと塗装をしているから印字しやすい。
霊璽は無塗装の白木を使うから印刷だとにじむわけ、そのため機械文字だと彫ってしまうことが多い。
大量に霊璽を必要とするところだと機械の方が楽かもしれないが、文字入れは手書きで神職の仕事だからな、それにそんなに手書きの名入れ料は高くないんだよな。
昔々の霊璽を見かけると、何を書いてあるのかわからないような達筆もあったりするけど、今どきの文字入れは読みやすい文字です。
霊璽をむき出しのまま単体で置いておくことはしないはず、位牌だと稀にあるよな。
位牌の前にご飯を置いてあるだけとか、霊璽の場合には何かしらの入れ物に入れます、その入れ物のことを御霊舎と言ったり祖霊舎と言ったりする。
簡素も悪くはないと思いますが、簡素の度を越してしまうような祀り方は行き過ぎだと思うので、やはり、霊璽の場合にはむき出しではなく、御霊舎などを使っておくのがいいのではないでしょうか。
それと、近年、家具の延長線にあるような御霊舎もあるようなんだけど、どうして桧製で作っているのかを考えたら、ウレタン塗装の家具の中に霊璽を入れたりしない。
家具屋だから家具のように形にしてしまうんだろうけど、御霊っていうのは桧を使うのが基本中の基本になると言うけれど、家具調の御霊舎などは低価格なんだけどね、選ぶ人が判断することかな。
そして、御霊舎って海老錠が付くのが普通、これもコストが上がってしまうという理由で取り付けないものも増えてきたようです、少しでも安いほうが売りやすいという理由でね、ちょっと方向を間違えているように思います。
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