おそらく自社製品以外の修理を行うところはないかもしれない
お座敷すだれの修理依頼を頼まれることが稀にあって、結論としては「他店の商品は修理をしない」ということなんだけど、実は、修理という作業は新しく作るより手間も難易度も増す。
ありとあらゆるものがそうなのかもしれない。
新しく作ったほうが、、、早い、、、安い、、、物作りをしている人なら木工に限らず、金属加工だろうが皮革製品だろうが、建築、土木の業界だろうがなんだろうがよくわかるかと思う。
それと、このような天然素材を相手にした製品の場合に破損などをしたら、替えがきかない、という特性があって、預かった修理品の竹ひごを作業中に折ったとしても、同じものが用意できないわけ。
そうなると全交換、弁償という結果しかない。
お座敷すだれの修理って、バラバラにするんですよ、ほとんどの場合がバラバラにして、竹ひごの向きを合わせて経糸を通して・・・という真新しく作るときの逆の作業をする。
まるで着物の洗濯みたいでしょ? 全部、糸を解いて、洗濯して乾かして、再度縫直す、逆工程をして始めて出来上がりみたいな。
おそらく、依頼する人が思う以上に手間がかかるので、新しく買ったほうがいいですね、すごく思い入れでもなければそうしたほうがいい。
いままで何件か依頼があって、全て断っているわけなんだけど、今後も同じです。
購入店舗がすでに無くなっているというケースが多かったかな。
百貨店で購入している人が多いようなんだけど、結局、百貨店も取次店でしかないので、取引のあるメーカーに話を持っていくわけなんだけど、そのメーカーがないという場合がとても多いようだ。
百貨店も「メーカーがないから修理できない」という返事をするしかない。
ということです。
お座敷すだれ
https://store.shopping.yahoo.co.jp/omakase-factory/a4aabac2c9.html
興味のある方は是非ご覧ください。